コラムの記事一覧
-
「日本の野球文化を知りたかった」 一通のDMから始まった米代表コーチと侍捕手の交流 1年8か月後に東京で叶った初対面
2024.11.23野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は21日から、4か国によるスーパーラウンドが東京ドームで行われている。米国代表のブルペン捕手を務めるカルロス・ムニョスコーチは、昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝捕手の中村悠平(ヤクルト)とDMで交流を続ける仲。今回の来日で念願の初対面を果たし、譲り受けたミットを嬉しそうに見せてくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
-
今も薄れぬ日本愛「大好きなんで」 台湾の元ロッテ左腕は取材でも日本語対応…忘れない理由
2024.11.22野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は21日から、オープニングラウンドを勝ち抜いた4か国によるスーパーラウンドが東京ドームで行われている。台湾代表でリリーフの核となっているのが、DeNAとロッテでプレーした左腕の陳冠宇(チェン・グァンユウ)投手だ。台北ドームに鳴り響いた自身の日本語の登場曲について、また今も薄れぬ日本愛について語ってくれた。
-
韓国→台湾→NPB入り狙うベネズエラの最速161キロ男「オスナから聞いている」 既に進む情報収集【プレミア12】
2024.11.22野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は21日、4か国によるスーパーラウンドが東京ドームで開幕し、第1戦はベネズエラが台湾に2-0で勝利した。試合を締めたのが31歳の最速161キロ右腕エンダーソン・フランコ投手。韓国、台湾で4年間プレーしている剛腕は「チャンスがあれば日本で投げたい」とNPB入りを目標としている。
-
台湾主将にしみついた日本流の礼儀 いまも当たり前に球審へ挨拶 「え、ホンマに?」取材に驚き【プレミア12】
2024.11.22野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は21日、オープニングラウンドを勝ち抜いた4か国によるスーパーラウンドが東京ドームで開幕し、台湾は0-2でベネズエラに敗れ黒星発進となった。ただ台湾の主将、陳傑憲(チェン・ジェシェン)外野手は「3番・中堅」で先発し3安打と好調を持続している。目についたのが、打席に入る度に球審と交わす挨拶。台湾の選手でここまで徹底しているのは陳傑憲だけで、その根っこには日本流の礼儀の示し方がありそうだ。
-
投げ合った44歳のMLB90勝左腕が見た22歳・高橋宏斗の伸びしろ 「能力は素晴らしい。あとは…」
2024.11.22野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は21日、4か国によるスーパーラウンドが東京ドームで開幕。日本代表「侍ジャパン」は米国に9-1で勝利した。先発した22歳の高橋宏斗投手(中日)が4回2安打1四球8奪三振、無失点の快投。投げ合った米国の最年長44歳のリッチ・ヒル投手は「能力は素晴らしい」とたたえつつ、高橋にさらなる進化の余地を見い出していた。
-
あの日、世界最強だったアーモンドアイの「2.20.6」 レース直前、初めて生で見て「ホッとした」理由
2024.11.21秋の東京開催のクライマックスとなるG1ジャパンカップ(JC)が24日、東京競馬場の芝2400メートルを舞台に発走となる。日本と世界の一流馬による真剣勝負も今年で44回目。創設当初は世界の壁に跳ね返された日本馬だったが、昨年のイクイノックスの衝撃走を筆頭に、今や世界に日本馬の存在感を示すレースとなった。調教を通じてさまざまな視点から過去のG1レースを振り返る企画「調教捜査官の回顧録」を寄稿する競馬ライターの井内利彰氏にとって、発走前から「ホッとする」瞬間があったという6年前の11月25日のJC。衝撃の世界レコード「2分20秒6」で駆け抜けたあの日、世界最強だった3歳牝馬への評価を含め、調教捜査官としての責務を果たせた納得のレースだったという。
-
かつては世界最強も…キューバは「いい環境がない」 日ハム助っ人の危機感「日本はより真剣」【プレミア12】
2024.11.21野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」はオープニングラウンドを終え、キューバ代表はグループBで1勝4敗、6位という成績で敗退、帰国した。チームの核となったのは、NPBに在籍していたり、その経験があったりする選手だ。そのうちの1人が、アリエル・マルティネス内野手(日本ハム)。かつては世界最強と呼ばれたキューバ代表の現状や、日本での経験を教えてくれた。(取材、文=THE ANSWER編集部、羽鳥慶太)
-
韓国の最速163キロ右腕がMLBよりNPBを目指すワケ グラブにカタカナ、語った日本野球への憧れ
2024.11.21野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」はオープニングラウンドを終え、韓国代表はグループBで3勝2敗という成績で敗退、帰国した。15日の日本戦でもリリーフ登板したキム・ソヒョン投手(ハンファ)は、2022年に米国で行われたU-18W杯で日本と戦い、時速101マイル(約163キロ)の剛球を投じて話題となった右腕。そして今後は、チャンスがあればNPBへ挑戦したいのだという。グラブにはカタカナの刺繍が入った日本通。米大リーグよりも日本を目指す理由を教えてくれた。(取材、文=THE ANSWER編集部 羽鳥慶太)
-
21歳の韓国主砲が脱帽した日本野球「全ての投手が完璧だった」 率直に語る両国の力関係「倒すの難しい」【プレミア12】
2024.11.20野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」はオープニングラウンドを終え、韓国代表はグループBで3勝2敗の3位という成績で敗退、帰国した。ただこのチームで、世界の野球ファンに強烈な印象を残したのが3番を打ったキム・ドヨン内野手(KIA)だ。グループ最多の3本塁打を放った21歳は、日本の野球をどう見たのか。率直な言葉で振り返ってくれた。(取材、文=THE ANSWER編集部、羽鳥慶太)
-
苦闘、批判…ラグビー世界8強奪還への萌芽の検証 司令塔が物足りぬ新生日本代表で評価すべき才能
2024.11.20「リポビタンDツアー2024」でヨーロッパ遠征中のラグビー日本代表は、第2戦でウルグアイを36-20で下してテストマッチの連敗を3で止めた。対戦時の世界ランキングが14位(現在13位)の日本に対して同19位の相手は、多くのメンバーが25歳以下。マストウインの相手に後半残り10分近くまで26-20と接戦を強いられるなど課題も露呈した中で、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が掲げる「超速ラグビー」の成果が見え始めている。苦闘の中で世代交代を進める新生日本代表が見せた、世界の8強奪還への萌芽を検証する。(取材・文=吉田 宏)
-
「僕とは全然違う」 侍ジャパン遊撃争い、源田が紅林をうらやむワケ 将来へ“裏テーマ”進行中【プレミア12】
2024.11.19野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は18日、台湾・台北でオープニングラウンド・グループBの3試合が行われた。天母球場では日本代表「侍ジャパン」がドミニカ共和国を11-3で破り、5戦全勝で東京ドーム開催のスーパーラウンドへ進む。雨が断続的に降り続く過酷な状況下での試合。今回の侍が課せられたテーマを象徴する場面があった。
-
高校時代を岡山で過ごした台湾主将、学びは「やればできる」 指名漏れまで味わった陳傑憲の原点【プレミア12】
2024.11.18野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」で大健闘を見せているのが台湾だ。韓国との初戦を6-3で制し、その後のドミニカ戦と連勝。16日の日本戦には1-3で敗れたものの、その戦いぶりは現地ファンの熱狂を呼んでいる。「3番・中堅」が定位置で、主将の陳傑憲(チェン・ジェシェン)は、高校時代を岡山・共生高で過ごした。当時の教え「やればできる」が、今回のチームを作る上でも大きな参考になっているという。(取材・文=THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太)
-
無安打で決勝点、難敵モイネロを焦燥させた快足侍・五十幡の「計算」 勝負のあやは「互いに知る武器」【プレミア12】
2024.11.18野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は17日、オープニングラウンド・グループBの2試合を行い、日本は台北市の天母球場でキューバと対戦。7-6で4連勝とし、東京ドームで行われるスーパーラウンド進出を決めた。キューバに食い下がられる展開の中、8回に決勝点を叩き出したのは「5番・三塁」で先発した栗原陵矢(ソフトバンク)の左犠飛。この場面で、相手バッテリーにプレッシャーをかけられたと喜ぶのが、代走出場した五十幡亮汰(日本ハム)だ。決勝のホームを踏むまでの裏側を聞いた。
-
40歳現役、韓国の伝説チアに台湾で直撃 実に22年「世界のどこにもない文化」牽引…語った日本との違いは
2024.11.16野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は15日、台湾・台北ドームでオープニングラウンド・グループBの日韓戦を行い、侍ジャパンが6-3で勝利した。一塁側スタンドを埋めた韓国のファンをリードしたのが、本国から派遣されたチアリーダーだ。今回台湾を訪れたメンバーは、韓国プロ野球各球団の精鋭揃い。中でもぺ・スヒョンさんは、実にデビュー22年目という伝説のチアだ。すっかり韓国プロ野球の名物となった応援文化を作ってきた彼女の「応援論」を聞いた。
-
若手に言う「鬼のように練習しろ」 負けん気の塊・上田桃子が逃げなかったゴルフ漬けの20年
2024.11.16女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディス第2日が15日、愛媛・エリエールGC松山(6575ヤード、パー71)で行われ、今季限りで第一線から退く38歳の上田桃子(ZOZO)が4バーディー、3ボギーの70で回り、通算4オーバーの88位で予選落ちした。次週の今季最終戦には進めず、この日でツアー生活に別れ。ツアー通算17勝(米1勝を含む)の名ゴルファーは若手に「練習しろ」と伝える通り、自身もゴルフと真摯に向き合い続けてきた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
「日本の方も見てもらえると」 台湾に飾られた6.6億円ボール、現地ファンに聞いた大谷への想い
2024.11.15米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手が史上初の「50本塁打&50盗塁を達成した際の記念球が、国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」が開催中の台湾・台北にある。街のシンボルともいえる超高層ビル「台北101」の89階にある展望台で展示中だ。野球愛の強い台湾の人々は、大谷にどんな視線を向けているのだろうか。
-
銅メダル壷井達也「自分なりの道化師」の裏に世界女王も舌を巻く猛特訓 現役神戸大生、遊び捨てたスケート漬けの日々
2024.11.15先週開催されたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯で、日本勢は男女シングル、ペアで計6つのメダルを獲得した。会心の演技を披露した一人が、男子シングル3位の壷井達也(シスメックス)。ショートプログラム(SP)で85.02点、フリーで166.50点、合計251.52点といずれも自己最高を叩き出し、銅メダルを獲得した。国立の難関・神戸大に通う4年生。受験等で競技から離れた時期もありながら、スケートに真摯に向き合い、歓喜の時を迎えた。
-
「地獄でした」 自ら引退した元巨人投手がSNSを“やめた”理由 使い方を見直し「どう言ったとしても…」
2024.11.15プロ野球の巨人と楽天でプレーした池田駿さんは、2021年のオフに自らセカンドキャリアのために現役引退の道を選んだ。その後2年間の猛勉強の末、2023年には超難関資格の公認会計士に合格している。野球では、最後のシーズンまで限界を感じていたわけではないという池田さんだが、現役時代に「これは無理かな…」と思ったことが一度あったという。現在議論を呼ぶことが増えている、SNSとの関わりがきっかけだった。(取材・文=THE ANSWER編集部 羽鳥慶太)