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“日本に染まる”女子バレー外国人監督の心意気 自然な日本語、味噌汁好き…通訳も唸る「人として尊敬」

2026年度バレーボール女子日本代表チームのキックオフ記者会見が11日、都内で開催された。今年度は2028年ロサンゼルス五輪の出場権が懸かるアジア選手権など、3つの国際大会が予定されている。2季目に入ったフェルハト・アクバシュ監督は、報道陣にサプライズで差し入れを持参。滑らかに口にする日本語からは、日本代表監督として異国の文化に馴染もうという心意気が感じられた。

記者会見に登場したアクバシュ監督【写真:鉾久真大】
記者会見に登場したアクバシュ監督【写真:鉾久真大】

女子バレー日本代表キックオフ記者会見

 2026年度バレーボール女子日本代表チームのキックオフ記者会見が11日、都内で開催された。今年度は2028年ロサンゼルス五輪の出場権が懸かるアジア選手権など、3つの国際大会が予定されている。2季目に入ったフェルハト・アクバシュ監督は、報道陣にサプライズで差し入れを持参。滑らかに口にする日本語からは、日本代表監督として異国の文化に馴染もうという心意気が感じられた。

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「元気ですか?」

 会見が始まる15分ほど前。ハキハキとした日本語が聞こえるほうに目を向けると、アクバシュ監督が立っていた。手にはお菓子の箱。「トルコからのお土産です」。自ら会見場を歩き回り、差し入れを報道陣に配っていった。「トルコ人は大好きです。でも私はちょっと嫌い」。日本語でお茶目に笑いながら、母国の伝統的お菓子ロクムについて説明した。

 会見の始まりでも、先に挨拶した南部正司技術委員長に「南部さん、ありがとうございます」と日本語で感謝。「みなさん、こんにちは」と滑らかに続けた。会見後に公開された練習中にも「ペッパー(対人レシーブ)お願いします」「お疲れ様でした」など自然と日本語が出てくる。時間がある時にレッスンを受けてきた成果だ。

 2017年から2年間、女子日本代表のコーチを務め、2025年に監督に就任。日本語は「ゼロ」からのスタートだったが、地道に努力を重ね、今では通訳を介さなくてもある程度日本語が理解できる。本人は「まだまだ」と謙遜するが、その姿勢はチーム通訳も「人として尊敬します」と称えるほどだ。

 好きな日本語は「素晴らしい」。日本食も何でも食べると言い、特に好きなのは味噌汁と焼肉だ。

 チームは18日に東京で、21日に千葉で紅白試合を行い、6月からカナダで始まるネーションズリーグに備える。今季最大の目標は8月のアジア選手権で優勝し、ロス五輪の切符を最短で獲得することだ。40歳の指揮官は「日本の国旗を一番高いところに掲げたい」と意気込む。それと同時に重視するのは、試合を通じて日本国民を前向きにすることだ。

「もちろん技術的な目標を達成することも重要だが、国民を代表して私たちが戦うのを見て、国民の方々に幸せな気持ちを感じてほしい」

 女子日本代表初の外国人監督は、日の丸を背負う誇りと重みをしっかりと噛み締めていた。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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