「天才少女」の挫折から8年…難病経験した26歳平塚新夢の現在地 友人・菅沼菜々の圧勝Vに見た「見習わなければ」
国内女子ゴルフツアーのNTTドコモビジネスレディス(千葉・浜野GC)は3日、菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が通算18アンダーまで伸ばし、2位に5打差をつける圧勝で幕を閉じた。初めて最終日最終組を経験した26歳の平塚新夢(ひらつか・あむ=Knomak)は、2位から出て5位。通算10アンダーで自身初のトップ10入りとなった。茨城・明秀学園日立高3年時にステップ・アップ・ツアーで史上5人目のアマチュア優勝を果たすも、7度目の挑戦でプロテスト合格。対して、同学年で一発合格の菅沼はその間にトッププロの座を築いた。長い時を経て、同組で優勝を争った平塚に「今の思い」を聞いた。(取材・文=柳田通斉)

NTTドコモビジネスレディスで初めての最終日最終組
国内女子ゴルフツアーのNTTドコモビジネスレディス(千葉・浜野GC)は3日、菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が通算18アンダーまで伸ばし、2位に5打差をつける圧勝で幕を閉じた。初めて最終日最終組を経験した26歳の平塚新夢(ひらつか・あむ=Knomak)は、2位から出て5位。通算10アンダーで自身初のトップ10入りとなった。茨城・明秀学園日立高3年時にステップ・アップ・ツアーで史上5人目のアマチュア優勝を果たすも、7度目の挑戦でプロテスト合格。対して、同学年で一発合格の菅沼はその間にトッププロの座を築いた。長い時を経て、同組で優勝を争った平塚に「今の思い」を聞いた。(取材・文=柳田通斉)
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最終18番パー3。平塚は1メートルのパーパットを外した。その後、菅沼が80センチのウィニングパットを決めた。結果は5位タイ。レギュラーツアーで初のトップ10入りも、この日は2バーディー、2ボギーの72でスコアは伸ばせなかった。悔しさが顔に出ていたが、菅沼に「おめでとう」と伝えてハグ。ベストルーキー賞(2024年、25年プロテスト合格者でツアー未勝利の選手が対象)で50万円を獲得し、表彰式にも出席した。それを終えると、複雑な思いを明かした。
「『う~ん』という感じです。『頑張ったな』という気持ちとバーディーパットの入りそうなところが入らなかったりしたので、悔しさもあります」
言葉通り、スタートの1番パー4で3パットしながら、2番パー4でバウンスバックのバーディー。菅沼には前半で突き放されたが、後半は強風の中で好ショット、好アプローチを見せて、テレビ中継で解説の上田桃子に「スイングバランスが素晴らしい。これから期待ですね」と言わしめた。
前日の第2ラウンド後、平塚は「過去のことを思うと感慨深い」と言った。明秀学園日立高3年時にはステップ・アップ・ツアーの静ヒルズレディース 森ビルカップで史上5人目のアマチュア優勝を果たすなど、「天才少女」と称された。しかし、卒業後の2018年に受けた1度目のプロテストでは1次予選通過も、群発頭痛で2次予選を欠場。その後、「成人発症スチル病」と診断された。国内では、人口10万人のうち、3.7人が患う希少な難病だった。「力が入らず、関節痛で立ち上がったり、起き上がったりするのも大変でした」。症状を抑える薬の副作用で顔がパンパンに丸くなる「ムーンフェイス」にも悩んだ。
だからこその「感慨深い」だったが、平塚は「実はプレーが始まると気持ちがフラットになるんです」と言った。
「初めての最終日最終組で、小学生の時に試合観戦をした時のことを思い出しました。その頃から友人の菜々ちゃんと回れたこともうれしかったですし、プロテスト合格をあきらめなくて良かったと思いました。ただ、思ったよりは緊張しませんでした。動揺してバタバタすることもなかったです」
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