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「どれだけ真凜が凄いか、僕が一番知っている」 宇野昌磨が何度も繰り返した「2人」…引退→競技復帰の意義

フィギュアスケート男子シングルの元世界王者・宇野昌磨さんと、女子シングルで2016年世界ジュニア選手権を制した本田真凜さんが22日、カップルを結成してアイスダンス競技に挑戦することを発表した。一度、引退を決意した2人はなぜ競技の世界に戻るのか。会見場で、宇野さんが繰り返し口にしたのは「2人」で挑戦する意義だった。

会見を行った宇野昌磨さんと本田真凜さん【写真:増田美咲】
会見を行った宇野昌磨さんと本田真凜さん【写真:増田美咲】

アイスダンスチーム結成を発表

 フィギュアスケート男子シングルの元世界王者・宇野昌磨さんと、女子シングルで2016年世界ジュニア選手権を制した本田真凜さんが22日、カップルを結成してアイスダンス競技に挑戦することを発表した。一度、引退を決意した2人はなぜ競技の世界に戻るのか。会見場で、宇野さんが繰り返し口にしたのは「2人」で挑戦する意義だった。

 会見場にはテレビカメラ20台、報道陣約100人が集結。宇野さんは上下黒のスーツ、本田さんはリボンをあしらったブラウスにジャケット姿で登壇した。緊張した面持ちの2人。目標について「2030年のオリンピックに出場することです」と声を揃えて宣言した。

 28歳の宇野さんは2024年5月に現役引退を表明。平昌、北京と五輪2大会連続でメダルを獲得し、世界選手権2連覇など、長らく日本男子をけん引してきた。24歳の本田さんは16年世界ジュニア選手権で優勝。安藤美姫、浅田真央らに続く当時7人目の快挙を成し遂げ、24年1月に現役を退いた。

 ともに競技人生に区切りをつけていた2人。しかし、24年10月、宇野さんが本田さんにオファーしたことが転機となった。

「どれだけ真凜が凄いかを僕が一番知っているし、皆にそれをより伝えたい」と強調。「より多くの人にこの素晴らしさを伝えたいとも思ったし、ぶっちゃけると僕じゃなくても真凜のスケートの素晴らしさは伝わると思う。僕じゃない素晴らしいアイスダンサーと組んだら、きっと数年でトップレベルで戦っている」と称えた。

 一方で「(本田さんが)他の男の人とトップで滑っている姿を想像しても『それはな……』と思って(笑)」と本音を吐露。「どうせならというか、絶対、隣は自分がいいなと」と力を込めた。

 シングルではジャンプの出来が大きく注目される世界。アイスダンスはお互いの呼吸と滑りを合わせることで成立する競技。宇野さんはこれまでの経験との違いや挑戦について語る中で、繰り返し「2人」という言葉を口にした。

「2人だからこそ難しい」
「2人だからこそ楽しい」
「2人の目標だからこそ強い思いで叶えたい」

 個人で戦ってきた大舞台に、2人で挑む。オファーを受けた本田さんは「スケートを始めた上で一番最初に思ったのがオリンピックを目指したい。引退した時に思い残すことはないと自分に言い聞かせるようにしていた。この選択をした自分に『絶対よかった』と思ってほしい。そのために頑張る」と前を向いた。

 アイスダンスで現在日本のトップを走るのは、ミラノ五輪団体戦に出場した“うたまさ”こと吉田唄菜、森田真沙也組。23年6月の結成から実力をつけ、昨年の全日本選手権で2連覇を達成している。他にも“いくこう”こと櫛田育良、島田高志郎組、“りかしん”こと紀平梨花、西山真瑚組らがおり、ハイレベルな争いが期待される。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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