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イップス、肩痛、戦力外…苦闘続いた3年間 元DeNA京山将弥が韓国プロ野球で見つけた光「めっちゃ久しぶり」

今季から韓国プロ野球「KBOリーグ」には各球団1人のアジア枠が設けられ、多くの日本選手が海を渡った。そのうちの1人が、昨オフDeNAを戦力外となり、釜山を本拠地とするロッテ・ジャイアンツ入りした京山将弥投手だ。開幕から1軍でリリーフを務めたものの、10試合に登板したところで2軍落ち。ただそこで「久しぶり」という感覚をつかみ始めている。異国での挑戦、そしてDeNA時代の終盤に苦しんだ「イップス」との戦いまで、自身の経験を言葉にしてくれた。

今季から韓国のロッテ入りした京山【写真:羽鳥慶太】
今季から韓国のロッテ入りした京山【写真:羽鳥慶太】

DeNAで9年間プレー、今季から韓国プロ野球入りした右腕の現在

 今季から韓国プロ野球「KBOリーグ」には各球団1人のアジア枠が設けられ、多くの日本選手が海を渡った。そのうちの1人が、昨オフDeNAを戦力外となり、釜山を本拠地とするロッテ・ジャイアンツ入りした京山将弥投手だ。開幕から1軍でリリーフを務めたものの、10試合に登板したところで2軍落ち。ただそこで「久しぶり」という感覚をつかみ始めている。異国での挑戦、そしてDeNA時代の終盤に苦しんだ「イップス」との戦いまで、自身の経験を言葉にしてくれた。

 5月30日、京山は1軍の本拠地、釜山・サジク野球場で2軍戦の先発マウンドに立った。5回1/3を投げて被安打6本、4失点。ただ5回までに出した走者は2人だけ。三振も4つ奪い、伸び伸びと腕を振っての快投だった。試合は乱戦になり、チームは延長タイブレークの末に10回サヨナラ勝ち。試合後にはこの日の殊勲選手に選ばれるほど、鮮烈な印象を残した。本人にも手ごたえ十分の投球だった。

「やっとというか、久しぶりでした。『この感じ、この感じ』みたいな……」

 京山は昨季限りで、9年間プレーしたDeNAから戦力外通告を受けた。最後の3年は肩痛と、投球がままならなくなる「イップス」との戦いに明け暮れた。突然身に降りかかってきたのは2023年の春季キャンプでのこと。今でも当時の状況を鮮明に思い出せる。

「キャンプ中に肩を痛めてしまって、原因はちょっとわからなかったんです。たぶん勤続疲労だと思うんですけど。なんか肩痛いなと思いながらキャッチボールして、何とか30球くらいバーって投げたんです。そうしたら次の日、キャッチボールでもう投げられないんですよ、全部ワンバウンドになってしまうんです」

 おかしいなと思いながら相手にボールを届かせようとすれば、今度は上空のあらぬ方向に行ってしまう。さすがに「これはちょっとヤバい」と思い中断。ただその後、何とか相手に届かせようとするあまり、ボールを置きに行くようなクセがついてしまった。「それが良くなかった。やっぱり自分の投げ方って、あまり変えてはダメなんです」。苦闘のスタートだった。

 一度光が見えたのは、その秋オリックスからやってきた入来祐作コーチとの出会いだった。2024年春の2軍キャンプでもつきっきりで指導を受け「お前はコントロール無いんやから、真ん中に投げ込め」という言葉が頭に残った。「思い切り投げこめばいいんだよということですよね」。この年、6月27日の対巨人戦(横浜)で延長10回表に登板して無失点に抑えると、チームがサヨナラ勝ちし2年ぶりの勝利をつかむ。シーズンでは23試合で防御率2.01と復活したかに思えたが、再び肩を痛めてしまう。7月、神宮球場でのヤクルト戦でのことだった。

「1軍で3連投したんですけど、3連投した日はもう、キャッチボールから20メートルも投げられない状態で。『今日は投げへんやろう』と思っていたら、試合が延長に行ってしまって……」

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