脈々と受け継がれるワセダの伝統 甦った2年前の残像「あの秋と同じ、美しいお辞儀だった」【フォトコラム】
21日から4日間、栃木・カンセキスタジアムとちぎで行われた陸上の第105回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。男子1部4×400メートルリレーでは早大が3分6秒26で3位に入り、男子1部トラック競技優勝に貢献した。レース後、丁寧に手を取り合ってスタンドへお辞儀する姿に早大競走部の伝統の重みを感じ、2年前の残像が甦った。(写真・文=THE ANSWER編集部・中戸川 知世)

THE ANSWER編集部・カメラマンフォトコラム
21日から4日間、栃木・カンセキスタジアムとちぎで行われた陸上の第105回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。男子1部4×400メートルリレーでは早大が3分6秒26で3位に入り、男子1部トラック競技優勝に貢献した。レース後、丁寧に手を取り合ってスタンドへお辞儀する姿に早大競走部の伝統の重みを感じ、2年前の残像が甦った。(写真・文=THE ANSWER編集部・中戸川 知世)
あの秋と同じ、美しく揃ったお辞儀だった。
最終種目のマイルリレー、早大の2走として紹介された森田陽樹(4年)の姿に、私は2024年9月の日本インカレ(神奈川・等々力)で撮影したワンシーンを思い出していた。

当時2年生だった森田は、400メートルとマイルリレーに出場。レース後、当時の副将・眞々田(ままだ)洸大と並び、スタンドへ向かって綺麗な一礼を見せ、心打たれた。
そしてこの日、早大が3位でフィニッシュした直後のこと。トラック脇で待機していた森田は、後輩2人の肩をポンと叩いて健闘を称え、その手を取った。アンカーの平田和(4年)のもとへ4人が集まると、トラック上に整列。早大応援スタンドへ向かって深く、丁寧なお辞儀を揃って披露した。

最高学年となり、競走部112代目の副将も務める森田。自ら率先して後輩を導き、頭を下げる姿は2年前の先輩・眞々田と重なった。
規則で決められているわけではない。しかし、胸に「W」をつける者として恥ずかしくない行動を――。全力で戦い抜き、疲労困憊のなかでも忘れることのない、受け継がれた一礼。伝統のバトンもしっかり渡されていた。
(THE ANSWER編集部・中戸川 知世 / Chise Nakatogawa)
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