震度7の大地震で「全部ひっくり返った」 熊本でカフェ経営、故郷に寄り添う元世界王者の今――元WBC世界ミニマム級王者・重岡優大さん【前編】
熊本県で最大震度7を観測した地震から、11日で2週間が経過した。同県出身のボクシング元WBC世界ミニマム級王者・重岡優大さんは、今年2月にオープンしたカフェ「Shinonome coffee」で、その激しい揺れに見舞われた。しかし、3日後には店を再開。ショッピングモールの爆発など、各地で甚大な被害が確認された故郷で、人々の憩いの場を提供し続けようと日々奮闘している。【前後編の前編】

故郷・熊本で憩いの場を提供し続ける日々
熊本県で最大震度7を観測した地震から、11日で2週間が経過した。同県出身のボクシング元WBC世界ミニマム級王者・重岡優大さんは、今年2月にオープンしたカフェ「Shinonome coffee」で、その激しい揺れに見舞われた。しかし、3日後には店を再開。ショッピングモールの爆発など、各地で甚大な被害が確認された故郷で、人々の憩いの場を提供し続けようと日々奮闘している。【前後編の前編】
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7月28日午後4時27分ごろに発生した大地震。重岡さんは熊本市中央区に構えた店で締め作業をしていた。「横揺れがすごく、照明がグラングランしていた。観葉植物の木が倒れて……」。店に客はおらず、被害も軽微なもの。ただ、自宅にいる妻と今年2月に生まれたばかりの娘がなによりも心配だった。
すぐに店を閉め、自宅に向かった。通常は車で20分ほどだが、この日は道が混み、帰宅するまでに40分ほどかかった。自宅に着くと、テレビが倒れており、家庭用のコーヒーマシンは落下して故障していた。「全部ひっくり返っていました」。部屋はガラスが散乱。妻と娘はテーブルの下に身を隠したまま動けない状態だったが、幸いにも怪我はなかった。
その夜は余震に備えて部屋を片付け、避難所となった小学校に向かえるよう、荷物をまとめた。結果的に避難はしなかったが「収まったと思っても震度4が来てちょっと怖い思いをしたり。まだ気は抜けないですね」と心境を口にした。
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