夢は新薬開発「病気で苦しむ人を助けたい」 石垣島から全国へ…4m超のポールと海を渡り、次の挑戦へ――八重山・羽地諒芽
陸上で培った力と経験を、次は“人助け”のために――。沖縄・石垣島で生まれ育った羽地諒芽(八重山3年)は、男子棒高跳びに出場。この夏で陸上を一区切りとし、今後は「新薬開発」の夢を叶えるために奮闘を続ける。(取材・文=THE ANSWER編集部・戸田 湧大)

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 滋賀インターハイ・平和堂HATOスタジアム(7/30~8/5)
陸上で培った力と経験を、次は“人助け”のために――。沖縄・石垣島で生まれ育った羽地諒芽(八重山3年)は、男子棒高跳びに出場。この夏で陸上を一区切りとし、今後は「新薬開発」の夢を叶えるために奮闘を続ける。(取材・文=THE ANSWER編集部・戸田 湧大)
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高校陸上最後の日。「全国で記録を残す」という目標には、届かなかった。
大会6日目の男子棒高跳び予選。羽地の前に立ちはだかったのは、地上4メートル50の高さに設置されたバー。最初から自己ベスト(4メートル20)を30センチも上回る、未知なる領域への挑戦だった。
「あまり気負わずに、自分の跳躍ができるようにしよう」
1、2本目を失敗し、迎えたラストの3本目。ポールに全神経を集中させ、彦根の夜空へと躍り出る。だが無情にも転がるバーを見つめながら、マット上で天を仰いだ。
初のインターハイ出場。多くの観客が見守る状況に「気持ちが高ぶりすぎた」と苦笑いを浮かべた。結果は3回とも失敗で「記録なし」。ただ離島から全国へ挑んだ最初で最後の夏は、一生色あせることはない。
「全国という舞台を楽しめたかな」
試技を終えた後、フィールドに向かって深々と頭を下げる姿は、陸上に真摯に向き合ってきた証しだ。
生まれは沖縄・石垣島。沖縄本島から南西へ約410キロ、八重山諸島に位置する離島だ。美しい海と豊かな大自然に恵まれた日本屈指のリゾート地としても知られる。
「話しかけたらフレンドリーで温かい。(良いところは)人ですかね」
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