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ボクサーパンツになぜ? 刻まれた大人気漫画作品の6文字「絶対いけるよ、と…」 作者から届いた思わぬエール

ボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦が12日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者・池側純(角海老宝石)が同級10位・大嶋剣心(KOD)に7回TKO勝ち。初防衛に成功した。王者のボクサーパンツに刻まれていたのは実写映画化もされた大人気漫画の文字。作者から意外なエールを送られていたことも明かした。戦績は28歳の池側が10勝(4KO)1敗3分、30歳の大嶋が9勝(5KO)5敗1分。

初防衛に成功した池側純【写真:澤田直人】
初防衛に成功した池側純【写真:澤田直人】

池側純VS大嶋剣心

 ボクシングの日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦が12日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者・池側純(角海老宝石)が同級10位・大嶋剣心(KOD)に7回TKO勝ち。初防衛に成功した。王者のボクサーパンツに刻まれていたのは実写映画化もされた大人気漫画の文字。作者から意外なエールを送られていたことも明かした。戦績は28歳の池側が10勝(4KO)1敗3分、30歳の大嶋が9勝(5KO)5敗1分。

 冷静に挑戦者を仕留めた。序盤、池側は間合いを測りながら隙をうかがい、4回に左ストレートを顔面にヒット。左ボディーも着弾させ確実にダメージを与える。5回終了時点でジャッジ3者がフルマークで池側を支持する完封ぶり。攻勢に出る大嶋をいなし続けた。

 ワンツーをテーマに練習を続け、試合に臨んだ。しかし、相手の出方を見て中盤以降は「警戒されていた」アッパーを解放。言葉通り7回に強烈な左アッパーでダウンを奪取。立ち上がった相手に、左ストレートを浴びせたところでレフェリーが試合を止めた。

 淡々と挑戦者を仕留める仕事人ぶり――。王者のボクサーパンツには伝説の殺し屋が主人公の大人気漫画「ザ・ファブル」の文字があった。

 池側は大阪府忠岡町出身。「ザ・ファブル」の原作者・南勝久さんとは、地元が同じ縁で、2年ほど前からスポンサーを務めてもらっている。

「『頑張れ』と言ってもらった。南さん保護犬を飼っているんですが、知り合いの犬が脱走してしまっていたみたいで……」と話し「でも昨日、ちょうど見つかったようで、だから『純も絶対いけるよ』と言われた。そんな話をしていましたね」と、まさかの形でエールをもらっていたことを明かした。

愛息・拳生ちゃんを抱きかかえて、リングインタビューを受ける池側【写真:澤田直人】
愛息・拳生ちゃんを抱きかかえて、リングインタビューを受ける池側【写真:澤田直人】

 また、試合を終えれば父親の顔を覗かせる。生後約11か月の愛息・拳生ちゃんを抱きかかえて、リングインタビュー。約1500人の観客が見守った。

「今日は泣かなかったです。成長した。家でボクシングのYouTubeとか見させているんで、慣れていると思う。結構堂々としていた」と笑った。

 試合内容については「大嶋選手が強く、練習できたことが出せなかった」と反省。その上で「結果的にはTKOという形。うれしいです」と初防衛を喜んだ。

 今後についてはWBOアジアパシフィック王者ガブリエル・サンティシマ(フィリピン)との対戦を見据える。「アピールをしていきたい」と強調した。世界ランキングはWBCで13位につけておりランクアップも狙う。「もうちょっと良い内容で勝てるようにがんばります」と意気込んだ。

 池側は2021年にプロデビュー。今年1月、日本王座を2度防衛していた石井渡士也(RE:BOOT)に挑戦し、9回TKO勝ち。王座を奪取していた。

 対する大嶋は4度目のタイトル挑戦。前戦は昨年6月に東洋太平洋同級王者・中嶋一輝(大橋)に挑むも3回TKO負けを喫した。今年3月に一力ジムから、元WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志氏が会長を務めるKODに移籍したことを発表。ジム初のタイトル獲得を狙っていたが、悲願達成とはならなかった。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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