もし1000万円獲得したら…奮闘支えたボクサー妻は「もうブランド店を…」 しのぎを削る男たちが描く夢プラン
ボクシングの「フェニックスバトル スーパーフェザー級1000万円トーナメント」準々決勝の3試合が12日、東京・後楽園ホールで行われた。昨年11月から始まった今大会。優勝賞金は1000万で世界やアジア、日本のランキングに食い込む、A級ボクサーの猛者たちがしのぎを削っている。この日、熱戦を制しベスト4に進んだ3人に、1000万円を獲得した際の使い道を聞いた。

フェニックスバトル スーパーフェザー級1000万円トーナメント
ボクシングの「フェニックスバトル スーパーフェザー級1000万円トーナメント」準々決勝の3試合が12日、東京・後楽園ホールで行われた。昨年11月から始まった今大会。優勝賞金は1000万で世界やアジア、日本のランキングに食い込む、A級ボクサーの猛者たちがしのぎを削っている。この日、熱戦を制しベスト4に進んだ3人に、1000万円を獲得した際の使い道を聞いた。
「ミライ☆モンスター」として注目を集める元日本同級王者・松本圭佑(大橋)はシードとして準々決勝から登場。同級7位の龍王(角海老宝石)に3回35秒TKO勝ちし、存在感を示した。
昨年3月、日本同級王座の5度目の防衛戦で前日計量を行えず、試合を棄権。1年のライセンス停止処分を受けた。その2か月後に、妻・沙弥さんとの間に長女の糸詩(しらべ)ちゃんが誕生。収入が安定しない中で、沙弥さんは産後まもなくアルバイトを始め、家計を支えていた。
優勝したら1000万円が手に入るが「妻がもう『SOGOとかのブランド店を見ておこー』とか言っていました」とうれしそうに笑う。「家族に還元できたらいいなと思っています。貯金もそうですし」と力を込めた。

元WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の渡邊海(ライオンズ)は日本同級14位・英豪(KOD)に3-0の完勝。2回に左フックでダウンを奪った。昨年7月TKO負けを喫した齋藤麗王戦にも触れ「相手のパンチは生きていたから深追いはしなかった」と冷静に試合をコントロールした。「準決勝、決勝は2段階くらい相手がレベルアップしてくるので、それに向けてもっと強くなりたい」と闘志を燃やした。
2人の兄と姉を持つ4人きょうだいの末っ子。それぞれに子どもがおり合わせると20人に及ぶ大家族。1000万円の使い道は「みんなで旅行とか行きたいですね。ゆっくり子どもが遊べるところとかに」と表情を緩ませた。10日が母の日だったこともあり「お母さんに『いつもありがとう』ってリング上で言おうと思っていたのですが、飛んでいました」と苦笑い。さらに支えてくれる妻にも「サポートしてくれてありがとうと言いたい」と感謝を口にした。

日本同級2位、東洋太平洋、WBOアジアパシフィック同級6位・木谷陸(KG大和)は日本同級9位・福井貫太(石田)に3-0の判定勝ち。重い左フック、左ボディーを次々と当て、優勢に立った。中盤以降も前に出てくる福井を足を使って付け入る隙を与えなかった。木谷は「倒せるかと思っていましたが相手が粘り強く打たれ強かった。想定していた中で一番嫌な展開。それでもポイントをピックアップできたのがよかった」と振り返った。続けて「今まで以上に練習して毎日ボクシングに向き合いたい」と意気込んだ。
木谷は高校卒業後、メキシコにわたり、2020年に現地でプロデビューした逆輸入ボクサー。1000万の使い道については「今はいろんな場所にいって色んな経験を積みたい。旅行もそうですし、アメリカで練習をしたりとか。あとは周りの人に恩返しをしたい」と展望を広げた。
同大会は大橋ジムと興行会社DANGANが主催。優勝賞金1000万のほか、全試合にKO賞20万円がある。15人の日本人選手が参戦し、昨年11月から2月にかけて1回戦が行われた。もう一つの準々決勝は6月28日に実施予定で日本同級1位・木村蓮太朗(駿河男児)と安村綺麗(泉北)が対戦する。9月に渡邊と木村―安村戦の勝者、松本と木谷がそれぞれ激突し、決勝は12月に行われる。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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