ラグビーのコラム一覧
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73歳名将が女子ラグビー初指導の理由 大学日本一6度、10年ぶり指導で「ハッと気づかされた」
2023.04.241990~2000年代に大学ラグビー界を席巻した関東学院大学を率いた春口廣元監督が、今季から女子チーム「YOKOHAMA TKM(横浜TKM)」監督に就任した。無名のチームを大学選手権優勝6回、リーグ戦優勝10回の常勝軍団に鍛えた名将だが、強豪高校からのエリート選手や留学生らに頼らず、体育会的な上下関係などの因習に囚われずに常勝チームを鍛え上げた。部員の不祥事なども影響してチームを離れて10年。73歳で新たな挑戦を始めた名将に、女子チームという別次元の“第2章”に敢えて飛び込んだ思いと、課題、そして往年の大学最強チームを築いた指導者が考える学生スポーツの理想と現実を聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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日本の育成環境では「成長スピードが減速」 U20ラグビーHC、学校単位の現状に持論
2023.04.03高校日本代表がアイルランド遠征を実施し、同国U19代表に1勝1敗(遠征通算2勝1敗)の好成績を収めて3月28日に帰国した。パンデミックによる4年ぶりの海外遠征で、正代表が世界ランキング1位の強豪国で1歳上世代の代表と渡り合い、敗戦した試合も41-42という戦いぶりだったのは大きな収穫だ。兄貴分のU20(20歳以下)日本代表は、3度の選考合宿を終えて3月26日からはメンバーを37人まで絞り込んだ合宿を展開。6、7月の世界大会「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ」へと強化を推進する。
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ラグビーW杯メンバー争いが激化 6月から“45→33人”選考開始、日本代表HCの思惑とは
2023.03.10ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会開幕まで、3月8日で半年を迎えた。6日には都内で、日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)が会見を行った。前回大会のベスト8超えに挑む大会に向けて、指揮官はセットプレー、キック、防御をポイントに指摘。強化合宿は6月9日から東京をベースに行う予定も明かした。強化合宿の参加選手は、昨春の57人の候補枠から45人程度に絞り込む可能性も示唆。すでにメンバーの選考は終盤に入り、新たな選手の抜擢はさらに狭き門になっていることを印象づけた。W杯キックオフまでに残された代表戦は6試合。限られたメンバーを鍛え込み、チームの完成度を高めて勝負をかける道筋も見えてきた。(取材・文=吉田 宏)
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鎌倉にオープンしたカフェが話題 こだわりは甘酒、元ラグビー日本代表主将が仕掛け人
2023.02.25古都・鎌倉にオープンしたばかりのカフェが話題を呼んでいる。甘酒や発酵食品を使ったヴィーガンメニューを提供する「CAFE STAND BLOSSOM」。古刹・長谷寺や鎌倉大仏のすぐそばに拠点を置き、新たな挑戦に乗り出したのが、元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗さんだ。
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日本代表で唯一の女性選手 「生死彷徨った」車いすラグビー倉橋香衣の人生のテーマ
2023.02.17車いすラグビー日本代表チームで唯一の女性選手として活躍する倉橋香衣(商船三井/AXE)。男女混合競技とはいえ、圧倒的に男性選手が多い環境の中でも怯むことなくタックルを仕掛け、体を張ったプレーで仲間のトライを演出する姿が印象的だ。そして何より、彼女の存在を大きく印象づけるのが、周囲を明るく照らす大きな笑顔でもある。
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銅メダリストが感謝する様々なサポート 再確認した応援が持つチカラ(GROWINGへ)
2023.02.15東京パラリンピック開催から、およそ1年半。リオデジャネイロ大会に続き、2大会連続で銅メダルを獲得した日本代表は、2022年10月の世界選手権(デンマーク)でも銅メダルを手にし、2024年のパリパラリンピックに向けて着実な歩みを続けている。
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仲間の理解から始まるチームの輪 違いを越えて生かす自分らしさ(GROWINGへ)
2023.02.15東京パラリンピックで日本代表が銅メダルを獲得し、話題となった車いすラグビー。トライをとるため車いす同士が容赦なく激しくぶつかり合う、そんな光景に驚いた人も少なくないだろう。ガシャーン!と大きく鳴り響く衝突音が象徴するその激しさから、かつては「マーダーボール(殺人球技)」と呼ばれていたそうだ。
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ラグビーW杯日本代表入りの争いは? リーグ序盤戦で見えたポジション別“最新勢力図”
2023.02.132シーズン目に突入したリーグワンのディビジョン1(1部)は、各チームがカンファレンス内の全チームとの対戦を消化。1月末からは別カンファレンスのチームとの対戦(交流戦)が始まった。序盤戦を終えて、昨季王者・埼玉パナソニックワイルドナイツが唯一の7戦全勝、6勝1分で無敗のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ、6勝1敗の東京サントリーサンゴリアスと、実力拮抗の首位戦線は予断を許さない。上位陣のレベルアップと混戦模様の戦いのなかで、9月に開幕するワールドカップ(W杯)フランス大会へ向けた代表メンバーのパフォーマンス、そしてリーグで輝きを放つ新たな代表予備軍を検証する。(取材・文=吉田 宏)
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結婚、コミュニティ運営、指導者の夢 女子ラグビー鈴木彩香が引退後も切り拓く道
2023.01.267人制、15人制と2枚の日本代表ジャージーでトップ選手として戦ってきた鈴木彩香さんが1月20日、東京・丸ビルで引退会見を行った。所属チームのアルカスクイーン熊谷(アルカス熊谷)も離れること、そして昨年末に入籍したことも明らかにして、現役時代に立ち上げたウィメンズ・ラグビー・コミュニティ(WRC)の運営を軸とした新しい道を走り出す。小学生時代からタグラグビーで活躍して、競技に携わった時間は25年に及ぶ。女子ラグビーの実力も人気も低迷する時代から、7人制が五輪種目入りして脚光を浴び、15人制でも世界ランキング5位のオーストラリア代表らを倒すなど躍進する時代を駆け抜けてきた。そんな女子ラグビーのパイオニアが、四半世紀にわたり熱中してきた楕円球への思い、そして自らが切り拓いてきた競技の現状と未来について語った。(取材・文=吉田 宏)
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「ラグビーをさせたくない空気」に強豪校も危機感 中学年代で競技人口が減る要因とは
2023.01.13102回目を迎えた全国高校ラグビー大会は、東福岡の6大会ぶり7度目の優勝で幕を閉じた。花園を舞台に強豪同士が激突する一戦がラグビーファンの注目を集めた一方、今大会では鳥取・倉吉東が対戦校のメンバー不足により県予選を1試合も戦わずに全国出場を決めるなど、参加校不足もクローズアップされた。高校年代の競技人口減少が指摘されるなか、日本ラグビー発展のためにすべきことは何か。後編では花園常連校を率いる指導者にも話を聞き、各地で向き合っているさまざまな問題や解決法を探った。(取材・文=吉田 宏)
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揺れる高校ラグビーの土台 予選参加“3チーム以下”が7県、深刻な出場校&部員数の減少
2023.01.13102回目の“花園”――全国高校ラグビー大会は1月7日、東福岡の6大会ぶり7度目の優勝で幕を閉じた。今季も多くの熱戦、激闘が繰り広げられたが、華やかな強豪同士の戦いの一方で、都道府県予選では対戦校のメンバー不足により鳥取・倉吉東が県予選を1試合も戦わずに花園出場を決めるなど、参加校不足、部員減少に苦しむチーム、地域も増えている。日本ラグビーが発展するための基盤でもある高校ラグビーは、これからどうなるのか。前編では、当事者となった倉吉東の岩野竜二監督をはじめ、参加校不足や部員減少に苦しむ地域からの花園出場校の監督に、その実情や問題点、これからの挑戦について話を聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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「0-102」の大敗から再出発 石巻工ラグビー部が失敗から学び、見出す夢への可能性
2022.12.17居ても立ってもいられなかった。12月11日、ラグビー元日本代表主将の菊谷崇氏とリーグワン・横浜キヤノンイーグルスのスクラムハーフ(SH)天野寿紀は東北新幹線に飛び乗り、三陸の街・石巻を目指した。
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W杯4強のカギはリーグワンにあり? リーチの言葉から探るラグビー日本代表強化の道
2022.12.16昨季誕生したラグビーの国内最高峰を争うジャパンラグビー・リーグワンは、12月17日に2シーズン目のキックオフを迎える。5月20日の決勝戦まで国内最強を懸けた戦いが続くが、今季は大会後の9月にワールドカップ(W杯)フランス大会が待ち受ける特別なシーズン。前回大会のベスト8超えに挑む日本代表だが、今秋のテストマッチではW杯でも対戦するイングランド、そして開催国フランスらに3連敗と厳しい結果を突きつけられた。開幕までに残された9か月での巻き返しのためには、国内最強リーグを強化に結びつける必要もある。2008年の代表入りから15シーズンにわたり日本代表を牽引してきたFL(フランカー)リーチ・マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)の言葉を通じて、国内最強リーグが日本代表のW杯4強入りに果たすものは何かを読み解く。(取材・文=吉田 宏)
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創部64年目でなぜ躍進? 大学選手権初出場、東洋大ラグビー部が貫く“凡事徹底”の精神
2022.12.09全国大学ラグビー選手権は12月11日に東京、大阪の2会場で3回戦の4試合が行われる。すでに11月19日に開幕している同選手権だが、今週末からは関東大学対抗戦、同リーグ戦、関西大学リーグのシード勢が登場。帝京大の連覇か、阻止するチームがあるのかに関心が集まるなかで、東洋大は創部64年目で初の選手権に挑む。
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W杯優勝候補が仕掛けた“日本封じ”の罠 欧州遠征2連戦で得た学びと8強突破への宿題
2022.11.26日本代表は秋のヨーロッパ遠征を2戦2敗で終えた。来年9月に開幕するワールドカップ(W杯)フランス大会へ向けた“プレ・イヤー”最後の2試合で世界トップクラスの相手に挑んだが、本大会でも対戦するイングランド(世界ランキング5位)に13-52、W杯開催国フランス(同2位、日本は同10位)には17-35と実力差を見せつけられた。日本代表を知り尽くすイングランド代表エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)、そしてW杯優勝候補のフランスに日本代表の撃退方法を見せつけられた2試合は、同時に桜の戦士たちにとっては来年9月に向けた“宿題”をもらう苦杯でもあった。目標に掲げる2019年日本大会でのベスト8超えのために、ヨーロッパで得た学びとはどんなものだったのだろうか。(取材・文=吉田 宏)
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W杯同組イングランドと4年ぶりに激突 エディーHCが警戒する“古巣”日本の武器とは
2022.11.12ラグビー日本代表のヨーロッパ遠征第1戦となるイングランド戦は、ロンドン近郊のトゥイッケナムで現地時間12日にキックオフを迎える。10日には両チームがメンバーを発表して、臨戦モードが高まっている。来年9月に開幕するワールドカップ(W杯)フランス大会プールDで、9月17日(日本時間18日)の対戦が決まっている両国だが、イングランドを率いるエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が今回の一戦に向けたオンライン会見に応じた。2015年W杯まで日本代表を指揮して、桜の戦士たちを知り尽くす指揮官。前週には、同じくW杯同組での対戦が決まっているアルゼンチン代表に29-30と、同カード13年ぶり、ホームでは16年ぶりに敗れるなど強化に腐心するなかで、“古巣”との激突へ意気込みを語った。(取材・文=吉田 宏)
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“最強軍団”NZに7点差惜敗の真相 ラグビー日本代表、数字が示す進化とW杯への課題
2022.11.02ラグビー日本代表は4年ぶりの対戦となったニュージーランド代表“オールブラックス”を、31-38と追い詰めた。ノンテストマッチで行われたオーストラリアA代表相手に、最終戦で52-48とようやく1勝を挙げた3連戦から2週間で、過去6戦全敗している“最強軍団”に1トライ1ゴール差という過去最少の接戦を演じてみせた。敵地で挑むイングランド戦(現地時間12日/トゥイッケナム)、フランス戦(同20日/トゥールーズ)、そして10か月後に待つ8強突破を目指すワールドカップ(W杯)フランス大会へ向けて、日本代表が目指すラグビースタイルを、オールブラックス戦の戦いぶりとゲームデータから読み解く。(取材・文=吉田 宏)
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肌色の違いを感じた少女時代 大竹風美子に自信を与えた、ラグビーの“多様性”が持つ力
2022.10.287人制ラグビーの女子日本代表“サクラセブンズ”で活躍する大竹風美子は、高校まで陸上の七種競技の選手として活躍すると、ラグビーに転向後も恵まれた身体能力を生かし、一気にトップ選手の座へと上り詰めた。ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれ、スポーツを通して輝きを放った青春時代。異なるルーツを持つからこそ味わった苦難と、多様性の時代に自らに“誇り”を抱かせてくれたラグビーの持つ力について語ってくれた。(取材・文=吉田 宏)