解説の記事一覧
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カーリング、実は体力が必要なワケ 五輪で勝敗を分ける「余力」の有無
2018.02.1598年の長野五輪で正式採択されて以来、日本で高い注目度のある競技の一つ、カーリング。平昌五輪では8日から混合ダブルスがスタートし、14日から日本の男子、女子の予選がスタートした。開幕直前に行われた「第35回 全農 日本カーリング選手権大会」で優勝し、3月の世界選手権出場を決めた女子の「チームフジヤマ」こと、富士急のフィジカルトレーニングを監修する岡田隆氏(日体大准教授)に、カーリング競技に必要とされるフィジカル要素について聞いた。
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錦織、復活への道着々 ポイントは「サーブのモデルチェンジ」 専門家が分析
2018.02.07テニス男子シングルスの世界ランク27位の錦織圭(日清食品)は昨年8月に右手首を故障し、シーズンの後半戦を欠場した。今年1月の復帰戦、ニューポートビーチ・チャレンジャーでは初戦敗退となったが、2戦目のRBCテニスチャンピオンシップス・オブ・ダラスで見事に優勝を果たした。
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箱根駅伝の注目区間「5、6区」 上り下りだけじゃないワナ、手袋の取捨選択もカギに…
2018.01.01第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が2、3日に行われる。各校の栄えあるランナーに選ばれた選手たちは母校の襷をつなぐため、懸命に走り抜くが、脱水症状やスタミナ切れといったアクシデントも起こる。その理由は何なのか。3連覇中の青学大でフィジカルトレーナーを務め、卓球の福原愛、バドミントンの藤井瑞希など日本を代表するアスリートの個人指導経験を持つ中野ジェームズ修一氏に聞き、優勝のキーポイントとなる5、6区の難しさについて語ってもらった。
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なぜ、箱根駅伝は20kmでも失速するのか 青学大トレーナーが語る「駅伝」という難しさ
2018.01.01第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が2、3日に行われる。毎年、実力選手のごぼう抜きが脚光を浴びる一方、予想外の失速などが生まれ、レースをおもしろくさせる。しかし、1人が走るのは、およそ20キロ。練習では、それ以上に長い距離を走っているのに、なぜ、波乱は生まれるのか。3連覇中の青学大でフィジカルトレーナーを務め、卓球の福原愛、バドミントンの藤井瑞希など日本を代表するアスリートの個人指導経験を持つ中野ジェームズ修一氏に聞いた。
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大谷翔平が受けた「PRP療法」って何? スポーツ界注目の「注射」は何がスゴイのか
2017.12.18日本ハムからメジャーほぼ全球団による大争奪戦の末にエンゼルス移籍が決まった大谷翔平投手。米メディアによる一連の狂想曲では、その右肘に注目が集まった。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」が今年10月に右肘にPRP療法を受けていたことを報じたことが発端。ロサンゼルス・エンゼルスのビリー・エップラーGMは大谷に対する予防的な措置と発表したが、米ヤフースポーツは内側側副靭帯に軽度の損傷を負っていると報じるなど、二刀流のスーパースターの剛腕の状態をアメリカも注目している。
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五輪に影響は? 羽生結弦、新たに判明した「骨と腱の炎症」とは… 専門家が解説
2017.12.16フィギュアスケートの羽生結弦(ANA)は11月10日のNHK杯前日練習でジャンプを着氷した際、右足を負傷。「右足関節外側靱帯損傷」と診断され、グランプリ(GP)ファイナルを回避。全日本選手権欠場の可能性も浮上している。「通常の捻挫よりも治りが長引く」靱帯の損傷、さらに骨と腱の炎症も新たに明らかになったが、これは回復にどう影響するのか。サッカー元日本代表MF中村俊輔(磐田)ら、トップアスリートの専属トレーナーを務める新浦安しんもり整骨院入船院・新盛淳司院長に話を聞いた。
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メドベージェワ、右足骨折は平昌五輪にどう影響? 専門家が語る全治と復活の道
2017.11.22女子フィギュアスケートの世界女王、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)を負傷が襲った。ロシアスケート連盟は現地時間21日、優勝を収めた日本でのグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯後にMRI検査を受けた結果、右足中足骨のヒビが発覚したことを発表した。18歳の“妖精”は12月7日に開幕するGPファイナル(名古屋)のリンクに立ちたい意向を表明しているが、完全復帰までにどれほどの時間が必要なのだろうか。トップアスリートのトレーナーを務める新浦安しんもり整骨院入船院・新盛淳司院長に話を聞いた。
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全治は最短3週間? 羽生結弦の「関節外側靱帯損傷」とは… 専門家の見解は
2017.11.10男子フィギュアスケートの羽生結弦(ANA)が10日、グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯を棄権した。前日練習でジャンプを着氷した際に右足を負傷。「右足関節外側靱帯損傷」と診断されたことが報じられているが、一般的にどんな故障で、復帰までにどれほど時間を要するのか。トップアスリートのトレーナーを務める新浦安しんもり整骨院入船院・新盛淳司院長に話を聞いた。
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なぜ、村上茉愛は世界の壁を破れたのか 体操界の新ヒロインは「下半身」がスゴイ
2017.10.11体操の世界選手権(カナダ・モントリオール)は、男子の白井健三(日体大)が金2つを含む3つのメダルを獲得するなど躍進したが、今大会、鮮烈なインパクトを残したのが、女子の村上茉愛(日体大)だった。種目別のゆかで日本女子63年ぶりの金メダルを獲得。一躍脚光を浴びたが、日本体操界の期待のヒロインはいったい、何が凄いのか。元日本代表の岡部紗季子さんに聞いた。
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羽生結弦の連覇なるか 小塚崇彦が語る、五輪の「無意識の意識」という名の敵
2017.10.06本格的にシーズンが開幕したフィギュアスケート界。今季の最大の注目は、2月に控える平昌五輪だ。バンクーバー五輪代表の小塚崇彦氏がビギナーでも楽しめるように、現役スケーターの話題からフィギュア界の裏側まで、さまざま語る非定期連載。今回のテーマは「男子メダル争いの行方と、五輪を戦う本当の難しさ」――。
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羽生結弦の「SEIMEI」に見る、フィギュア選手の再演が意味する「挑戦」とは
2017.09.21いよいよ本格的なシーズン開幕を迎えたフィギュアスケート界。2月に平昌五輪が控え、バンクーバー五輪代表の小塚崇彦氏がビギナーでも楽しめるように、現役スケーターの話題からフィギュア界の裏側まで、さまざま語る非定期連載。今回のテーマは「羽生結弦の『SEIMEI』に見る、フィギュア選手の“再演”の意味」――。
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桐生祥秀はなぜ「くすぶり」を打破できた? 専門家が見た9秒台の「2つの理由」
2017.09.09陸上の日本学生対校選手権(福井県営陸上競技場)第2日は9日、男子100メートル決勝(追い風1.8メートル)で桐生祥秀(東洋大4年)が日本人初の9秒台となる9秒98で優勝。伊東浩司が98年に記録した10秒00の日本記録を19年ぶりに更新した。高3で自己ベストとなる日本歴代2位の10秒01を記録して以来、くすぶっていた21歳は、なぜ大学4年にして自己記録を更新し、10秒台の壁を打ち破れたのか。専門家は「2つの理由がある」と分析した。
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錦織、右手首の腱損傷はキャリアにどう影響? 専門家が語る負傷の原因と復活への道
2017.08.19男子テニスシングルス世界ランキング9位の錦織圭(日清食品)は、右手首の腱損傷により、今季残りのツアーを欠場することを発表した。錦織のマネージャーは、ウェスタン&サザン・オープンの開幕前、サービス練習中に利き腕の手首から破裂音が聞こえたと説明しているが、日本のエースの身にいったい何が起きたのか。ジュビロ磐田の元日本代表MF中村俊輔の専属トレーナーを務める新浦安しんもり整骨院入船院の新盛淳司院長に、故障の原因と完全復活への道のりについて聞いた。
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サニブラウン、大一番で故障のなぜ 専門家が指摘する「体力」ではない「技術力」
2017.08.11陸上の世界選手権(ロンドン)は10日、男子200メートル決勝でサニブラウン・ハキーム(東京陸協)が20秒63(向かい風0.1メートル)で7位。史上最年少でファイナリストとなった18歳は、右太もも裏の痛みで後半失速したことが響き、メダル獲得はならなかった。なぜ、大一番で怪物の肉体に異変が生じたのか――。その理由について、専門家は「体力よりも技術力にある」と分析した。
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サニブラウン、「技」を立て直した「心」の強さ 専門家「100m決勝と同じ価値」
2017.08.10陸上の世界選手権(ロンドン)は9日(日本時間10日)、男子200メートル準決勝で18歳5か月のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)が20秒43で2組2着に入り、決勝進出。ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の18歳11か月を更新する世界最年少でファイナリストとなった。100メートルのスタート失敗を修正して果たした歴史的な快挙について、専門家は「100メートルの決勝と同じ価値がある」と話し、メダル獲得のポイントを挙げた。
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サニブラウンのつまずきはなぜ起きた? 専門家が指摘する海外コーチの「積極修正」
2017.08.06陸上の世界選手権(ロンドン)は5日、男子100メートル準決勝でサニブラウン・ハキーム(東京陸協)が10秒28の2組7着で日本勢初の決勝進出はならず。スタート直後につまずき、大きくバランスを崩したことが響いた。本人が「やらかしてしまった」という痛恨のミスは、なぜ起きたのか――。専門家は18歳の飽くなき挑戦心とともに、海外コーチの「積極修正」を指摘した。
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なぜ、サニブラウンは急進化を遂げたのか 9秒5を目指す18歳の「思考のスケール」
2017.08.03陸上の世界選手権(ロンドン)が4日に開幕する。日本勢にとって注目の一人は、男子短距離のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)だ。6月に行われた日本選手権で自己ベストを更新する10秒05で優勝。ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、桐生祥秀(東洋大)、多田修平(関学大)、山縣亮太(セイコーHD)ら、空前のハイレベルとなった頂上決戦で圧勝し、世陸切符を掴んだ。
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なぜ、日本は金メダル「0」に終わったのか 伊藤華英氏が見た「世界の成長」とは
2017.07.31水泳の世界選手権は30日(日本時間31日)、全競技の全日程を終了。期待された競泳はメダル7個(銀4、銅3)を獲得し、前回大会の4個から躍進したが、11年大会以来、3大会ぶりの金メダルなしに終わった。この結果について、北京五輪、ロンドン五輪代表の伊藤華英氏は「五輪で勝っても、世界の成長は止まっていない。その現状を知ることができた大会になった」と総括した。