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競歩選手が「4/6」 異例オーダーの東京学芸大、走って見えた景色「いつもより速くて…」【関東大学女子駅伝】

全日本大学女子駅伝(25日・宮城)の関東地区予選を兼ねた関東大学女子駅伝は3日、千葉ニュータウン周回コースの6区間、34.4キロで行われた。7年ぶりに出場した東京学芸大は、6人中4人が競歩選手という“異例”のオーダー。普段は「歩く」ことを専門とする選手が半数以上を占めるメンバーで、2時間10分50秒の18位だった。

関東大学女子駅伝の閉会式後、笑顔を見せる東京学芸大の6選手。右から順に1区から宮崎絢香、井上咲希、大川真歩、宮下紫乃、河村こころ、西山こと乃【写真:上田悠太】
関東大学女子駅伝の閉会式後、笑顔を見せる東京学芸大の6選手。右から順に1区から宮崎絢香、井上咲希、大川真歩、宮下紫乃、河村こころ、西山こと乃【写真:上田悠太】

「THE ANSWER 陸上PLUS|NEWS」 関東大学女子駅伝

 全日本大学女子駅伝(25日・宮城)の関東地区予選を兼ねた関東大学女子駅伝は3日、千葉ニュータウン周回コースの6区間、34.4キロで行われた。7年ぶりに出場した東京学芸大は、6人中4人が競歩選手という“異例”のオーダー。普段は「歩く」ことを専門とする選手が半数以上を占めるメンバーで、2時間10分50秒の18位だった。

 今日は走っていい。歩いちゃダメ――。競歩選手が6人中4人を占める東京学芸大が、最高の笑顔でタスキをつないだ。

1区(4.3キロ)宮崎絢香(競歩)15分59秒
2区(3.0キロ)井上咲希(競歩)11分12秒
3区(8.6キロ)大川真歩(長距離)31分59秒
4区(5.6キロ)宮下紫乃(競歩)22分04秒
5区(7.3キロ)河村こころ(中距離)27分36秒
6区(5.6キロ)西山こと乃(競歩)22分00秒

※区間(距離)名前(専門種目)タイム

 4人の競歩選手は、1週間前の9月26日に行われた関東学生新人の5000メートル競歩に出場していた。宮崎は2位、西山は3位、井上は7位、宮下は8位。この日は歩型を気にする必要はなく、それぞれがランナーとして走った。

 東京学芸大は男女とも競歩で実績を残している。男子では2025年世界選手権東京大会の20キロ競歩で7位の吉川絢斗(富士通)が卒業生だ。

 高校時代から競歩を専門とする2区の井上は「いつもより視界が速くて楽しかったです。いつも5000メートルとか1万メートルとか長いので、いつもより速く終わって。気が付いたら、あと1キロという感じでした。アップでは競歩をした後にジョグをしました。いつも通りでやろうと思って」と振り返った。

 関東大学女子駅伝の出場プランが出たのは夏合宿の食事中だった。マネジャー3人も高校時代に参加標準記録を突破していたことから、出場権があることが判明。4年生で競歩を専門の田村楽が提案すると、長距離が専門の大川も驚いた。ただ、他の競歩メンバーからも「いいね」「出たい」と賛同の声が上がった。当時を、大川は「もう勢いでエントリーになりました」と振り返る。

 ただ、田村は9月に右足を痛めた影響で出場できず。800メートルが専門の3年・本坊あこも教育実習先の運動会と日程が重なり、大会に参加できなかった。参加資格のあるマネジャーは、大会前は練習に励み、もしもの時に備えてきた。

 シード権を持つ城西大、大東文化大、筑波大の3校を除く上位6校が、全日本大学女子駅伝への出場権を獲得する今大会。さすがに全国の切符は遠かったが、野口純正駅伝監督は「2時間14分台かなと思っていましたけど、2時間10分台。競歩の選手がどのくらい走れるかは読めなかったのですけど、みんな実力以上の結果を出してくれた」と振り返った。

 閉会式後、出場唯一の長距離選手で最長区間3区を走った大川は「まさか自分が出られる大会とは思っていなかった。去年は普通に友達の応援に来ていたのですけど、今年は自分で走ることができた。うれしかったですし、このメンバーで走れて幸せでした」と話した。

 さらに「みんな仲良く、雰囲気よくやっているチームです。競歩はもちろん、走る選手も待っています」と呼びかけた。

(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)



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