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ノジマ南大沢店の“生活家電のお姉さん”は凄い人 公務員志望→日本代表に…バイト経験0から両立で「考える癖が…」――陸上・梶木菜々香

デジタル家電専門店「ノジマ」の南大沢店で、実は凄い人が働いている。開幕した愛知・名古屋アジア大会の日本代表、陸上女子七種競技の梶木菜々香だ。普段は店頭に立つトップアスリート。「THE ANSWER」が、その横顔に迫った。(取材・構成=THE ANSWER編集部・上田 悠太)

アジア大会陸上で女子七種競技に出場する梶木菜々香【写真:上田悠太】
アジア大会陸上で女子七種競技に出場する梶木菜々香【写真:上田悠太】

「THE ANSWER 陸上PLUS|INTERVIEW」 アジア大会出場・梶木菜々香

 デジタル家電専門店「ノジマ」の南大沢店で、実は凄い人が働いている。開幕した愛知・名古屋アジア大会の日本代表、陸上女子七種競技の梶木菜々香だ。普段は店頭に立つトップアスリート。「THE ANSWER」が、その横顔に迫った。(取材・構成=THE ANSWER編集部・上田 悠太)

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 ◇ ◇ ◇

――普段はノジマ南大沢店で働かれているんですよね。

「そうですね。冷蔵庫や洗濯機などの生活家電を担当しています。練習拠点が中大(多摩キャンパス)なので、近くの店舗である南大沢店で働かせてもらっています」

――1週間のスケジュールを教えてください。

「平日は火曜日から金曜日の午後に働いています。午前中は練習して、休日はレースに出たり、休養したり、練習したりという感じですね」

――普段は店頭に立っているとのことですが、接客で意識されていることは、どんなことでしょうか。

「うまくニーズをヒアリングして、家電を買い替えてくださったお客様の生活がより豊かになるような案内を心がけています。入社したばかりの頃は、家電にいろいろな機能がある中で、人によって納得するポイントと言いますか、求めているポイントが違うので、そこをお客様とお話ししながら、ニーズを聞いてしっかり把握するのが最初は大変でした」

――陸上を始めたきっかけは何だったのでしょうか。

「陸上は小学4年生から始めましたね。地元(栃木市)の小学校の『クラブ活動』が全員参加だったんですけど、そこに陸上クラブがあって始めました。平日はほぼ毎日、陸上クラブの練習をやって、土日は野球をやっていました。中学では野球部が男子だけだったことや、小学生の時に陸上の日清食品カップ(全国大会)で4位(80メートル障害)と結果が出たこともあって、そのまま陸上部に入りました」

――混成に取り組んだきっかけは何ですか。

「中学までは1年生の時に走り幅跳びを少しやったのですが、基本的にはハードル専門でした。混成になったのは高校(国学院栃木)からですね。もともと中学の時から四種競技をやっている人を見て、『楽しそうだな』『いっぱい出られていいな』『運動会みたいで面白そう』って思っていたんですけど…当時は腰を痛めたこともあって、なかなかできなかったんです。高校に入学して、先生に『七種をやりたいです』と伝えたら『いいよ』と言ってもらえて、始めました」

――跳躍や投擲も高校からですか。

「そうですね。投げるのも、高跳びとかも体育以外ではやったことがなかったので、高校から初めてやりました。いろいろできるのがすごく楽しくて、それからは七種競技になりました」

――もともと中央大学を卒業後の進路について、別の道も考えていたとお聞きしました。

「そうなんです。大学に入った頃から3年の夏ぐらいまでは、(競技を)続けるつもりがなくて…。公務員試験の勉強をずっとしていました。地元に帰って市役所に勤めたいと思っていました。地元が大好きなので、帰ろうと思っていましたね」

――そこから競技を続けると決めた理由は何だったのでしょうか。

「当時(2021年)、寺田明日香さん、青木益未さんが女子100メートル障害で日本記録を出したりして、上の世代の人たちがすごく引っ張っているなと思い、それで何か…このまま大学で辞めるのはもったいないかもしれないと思ったんです。ハードルだけじゃなく、七種競技もキャリアを重ねた方が活躍していたので、自分もまだできるんじゃないかと思いました。完全にそっち(競技続行)にしようってなったのは、3年生の終わり頃ですね」

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