日没寸前の激闘…申ジエ、気迫の9ホール連続1パット 有言実行「全てを出す」で永久シード獲得
国内女子ゴルフツアーの今季メジャー第3戦・日本女子オープン最終日が4日、兵庫・宝塚GC旧C(6185ヤード、パー70)で開催された。2位で出た38歳の申ジエ(スリーボンド)は、5バーディー、1ボギーの66で回って通算11アンダー。トップで並んだ23歳の桑木志帆(大和ハウス工業)とのプレーオフ(PO)を3ホール目で制した。 史上初の国内メジャー4冠、7人目の永久シードも獲得となるツアー30勝を達成。前日に残した「全部を出す」の言葉通り、持てる技術、経験、気迫でつかみ取った1勝だった。(取材・文=柳田通斉)

日本女子オープン最終日
国内女子ゴルフツアーの今季メジャー第3戦・日本女子オープン最終日が4日、兵庫・宝塚GC旧C(6185ヤード、パー70)で開催された。2位で出た38歳の申ジエ(スリーボンド)は、5バーディー、1ボギーの66で回って通算11アンダー。トップで並んだ23歳の桑木志帆(大和ハウス工業)とのプレーオフ(PO)を3ホール目で制した。
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史上初の国内メジャー4冠、7人目の永久シードも獲得となるツアー30勝を達成。前日に残した「全部を出す」の言葉通り、持てる技術、経験、気迫でつかみ取った1勝だった。(取材・文=柳田通斉)
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「日本ゴルフ史に残る激闘」。正規の18ホールを終えた時点でそう感じていた。だが、427ヤードの長いパー4で繰り返されたPOが進む中で、ゴルフの枠を超えて「スポーツ史に残る激闘」と感じた。
ティーグラウンドを前に出し、ピンポジションをグリーン中央に切り直したPO3ホール目。2人はともに第1打でフェアウェーをキープした。ピンまでの距離は同じ183ヤード。第2打もそろってピン4メートル台につけた。
午後5時20分を過ぎ、空はぐっと暗くなっていた。グリーン脇のギャラリーは「やれてもあと1回。予備日の明日5日でPOの続きをすることになるのか」などとささやき始めた。その中で桑木がバーディーパットをわずかにショート。申はいつも以上に時間をかけて、下りフックラインを読んでタッチを合わせた。
ボールがカップに沈んだ瞬間、パターから手を離して両手を顔に。そして、突き上げた。体はエビぞり状態になっていた。直後の優勝インタビュー。韓国、米国でも賞金女王になってきた元世界女王の目から、涙があふれた。
「日本女子オープンは、3回くらい2位で終わったし、優勝が近い感じがしたけど、その1つがとても難しかったんです。獲りたかった優勝です。これまでうれしくて泣くというのが分からなかったけど、やっと分かりました」
プロ通算68勝。日本ツアーメンバーとして30勝に到達した。昨年5月、ワールドレディスサロンパス杯で藤田さいきとのPOを制してから、1年5か月が過ぎていた。
「あと1勝は近いと思ったけど、こんな長く大変だとは思わなかった」
第3日を終えた時点で首位の桑木とは2打差。だが、2サムで同じ最終組になれたことで「勝算あり」と感じていた。
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