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国立大だから開花した“史上初”の異才 ヤクルト1位・藤澤涼介、スラッガーを生んだ「論理的思考」

プロ野球のドラフト会議が22日、都内ホテルで行われ、社会人野球・東京ガスの藤澤涼介外野手がヤクルトの単独1位指名を受けた。球界では珍しい横浜国立大、しかも理工学部を出ている異色の経歴。ここまでの成長には、その“横国”野球部の空気と、思考法が大きな助けになったという。

早くもヤクルトのキャップとユニホームを身につけた藤澤【写真:羽鳥慶太】
早くもヤクルトのキャップとユニホームを身につけた藤澤【写真:羽鳥慶太】

ヤクルト1位藤澤涼介、コロナ禍で人生が大転換

 プロ野球のドラフト会議が22日、都内ホテルで行われ、社会人野球・東京ガスの藤澤涼介外野手がヤクルトの単独1位指名を受けた。球界では珍しい横浜国立大、しかも理工学部を出ている異色の経歴。ここまでの成長には、その“横国”野球部の空気と、思考法が大きな助けになったという。

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 国立大学出身の野手がドラフト1位指名されるのは史上初。投手を含めても、1996年にオリックスの1位指名を受けた杉本友投手(筑波大)以来30年ぶりだ。さらに横浜国立大学出身者のドラフト指名は、2000年の7位で北川智規投手がオリックスに指名されて以来26年ぶりとこちらも“激レア”な事象だ。

 藤澤は自らの快挙が、後輩たちに与える影響を問われ「社会人に進んだ選手もほとんどいないんですけど、自分が上のステップに進むことで、後輩が頑張るきっかけになったり、上のステージにつながるようになればいいと思います」と語る。

「高校時代に基礎を培い、国立大と東京ガスでは考える野球を学んだ。全部がつながっているんです」

 藤澤は栃木県宇都宮市出身。高校は春夏合わせて甲子園に12回出場している佐野日大に進んだ。ただ3年生だった2020年、世間はコロナ禍に覆われていた。夏の甲子園はなく、独自大会は3回戦に勝ったところで打ち切り。選手が集まることを禁じられた期間も長く、寮は閉鎖された。

 空いた時間を藤澤は受験勉強にあてた。野球部でただ1人特進コースに所属していたとはいえ、1日10時間に及ぶこともあった。「もしコロナがなく私立大に行っていたら、硬式野球を続けたかどうかもわかりません」。

「国立大学の中で、自分が行けるところ」として目指したのは、野球部が神奈川大学リーグの2部に属していた横浜国立大学。当初は、野球を重視しての選択ではなかった。ただ高校野球が中途半端な形で終わったことで、大学でも野球を続けたいという気持ちが芽生えた。みごと理工学部に現役合格し、野球部にも加わった。そこで衝撃を受けたという。

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