不振・石川祐希に最後までトスを上げたワケ 深津英臣が明かす絶対の信頼「持ってこい、と…」
バレーボール男子のアジア選手権の決勝が13日、福岡・北九州市立総合体育館で行われ、世界ランク6位の日本が同18位のイランを3-0(25-21、26-24、25-23)で撃破。連覇を達成し、2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得した。勝負を決めたのは、序盤から相手ブロックに捕まり続けていた主将の石川祐希。セッターの深津英臣が最後まで石川にトスを上げ続けた理由を明かした。

買取大吉 アジア男子バレーボール選手権大会 福岡2026
バレーボール男子のアジア選手権の決勝が13日、福岡・北九州市立総合体育館で行われ、世界ランク6位の日本が同18位のイランを3-0(25-21、26-24、25-23)で撃破。連覇を達成し、2028年ロサンゼルス五輪の出場権を獲得した。勝負を決めたのは、序盤から相手ブロックに捕まり続けていた主将の石川祐希。セッターの深津英臣が最後まで石川にトスを上げ続けた理由を明かした。
苦しみ続けた主将が、最後に壁を打ち砕いた。開始早々から2連続でシャットされるなど、序盤から石川のスパイクがなかなか決まらない。「相手のブロックすごかったですね。そこは僕らがコントロールできるところじゃないので」。司令塔の深津は素直に相手を称えつつ、「ただ、絶対に大事なところは祐希と決めていた」と明かす。
五輪切符に王手をかけた第3セット。24-23と日本のマッチポイントで深津は迷わず石川を選択した。1本目のスパイクは相手ブロックに跳ね返されたが、リベロの山本智大が拾い再び深津が落下点へ。もう一度、石川に上げると強打はブロックアウトとなって勝負が決した。
「マッチアップが良かったのもありますけど、やっぱり彼がこのチームを作ってきましたし。今シーズン、彼がすごくいろんなことに気を使いながらやっている姿を見ていたので。あそこで決め切ってくれるのが、やっぱり祐希かなと思います」
苦しい展開でも、石川の心は折れていなかったと深津は言う。「今日、祐希のパスがすごく良かったので、なんとしても祐希をもう一回這い上がらせる必要があった。彼は集中力が切れていなかったので、絶対大丈夫と思って上げました」。石川の顔を見れば、「ボールを持ってこい、という表情をしていた」。だからこそ、迷いなくトスを供給することができた。
司令塔の信頼に、主将はしっかり応えてみせた。「どんな状況でも最後まで彼を信じて上げることができた」。最年長36歳の深津は、笑顔で歓喜を噛みしめた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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