上がり3ホールで△△△…「めっちゃムカつきます!」河本結、悲壮感なき苦笑い メジャー連勝へ暫定5位
国内女子ゴルフの今季メジャー第2戦・ソニー日本女子プロゴルフ選手権第2日が11日、石川・片山津GC白山C(6755ヤード、パー72)で開催された。8位で出た河本結(RICOH)は5バーディー、4ボギーの71で回って通算3アンダー。一時は2位に浮上するも、最後は3連続ボギーで後退。それでも暫定5位につけた。

ソニー日本女子プロゴルフ選手権第2日
国内女子ゴルフの今季メジャー第2戦・ソニー日本女子プロゴルフ選手権第2日が11日、石川・片山津GC白山C(6755ヤード、パー72)で開催された。8位で出た河本結(RICOH)は5バーディー、4ボギーの71で回って通算3アンダー。一時は2位に浮上するも、最後は3連続ボギーで後退。それでも暫定5位につけた。
河本はアテストを終え、取材陣の前に立つと苦笑いで言った。
「上がりは、めっちゃムカつきます!」
理由は7番パー3からの上がり3ホールを全てボギーにしたからだった。
だが、悲壮感は一切なし。すぐに前を向いた。
「たまたま上がり3つ(ボギー)になっちゃったという感じです。トータル的に見たらすごくいいゴルフをしているので、深くは考えていないです。いい起爆剤になればいいなと思っています」
強がりではない。その言葉の裏には、確かな「プロセス」を踏んできた自信があった。「いいゴルフ」ができた要因は、ドライバーショットの安定にある。コースはラフが深く、フェアウェーキープがスコアメイクの生命線となる。そこで河本は、ある工夫を凝らしていた。
「ティーイングエリアって、ティーマークから(ドライバーで)2クラブ(レングス)まで下がれるじゃないですか。だから、下がって一番広いところを使えるように距離を逆算して考えて打っています」
バンカーの位置やフェアウェーの幅を計算。あえてティーを後ろに下げることで、コースを広く使う。まるでパー3のティーショットのような繊細なマネジメントだ。
前週のゴルフ5レディスでは、今季初の予選落ちを喫している。だが、それは単なる不調ではなかった。
「その前からカット軌道が強くなっていたので、先週はしっかり球をつかまえるということをやり切ろうと。『試合の中でやり切る。ここまでやったらこういう球が出る』をつかむ感じでした」
結果的に今季初予選落ちだったが、メジャーの今大会に向けて効果的な調整はできていた。そして、この予選ラウンド2日間では、同じ1998年度生まれの「黄金世代」で米ツアーを主戦場にする畑岡奈紗から、大いに刺激を受けていた。
「アプローチがめちゃくちゃうまいし、飛ぶ。アメリカからのスポット参戦でプレーするのは大変なのに、大事なところでいいプレーを見せてもらいました。『さすがだな』と思いましたし、めちゃ、楽しかったです」
一方で「明確な課題」も口にした。雨を含んで重く、柔らかくなったグリーンへの適応だ。今季は、5月開催のメジャー戦・ワールドレディスサロンパス杯で優勝。硬く速いグリーンを攻略。つかんだ頂点だったが、同じメジャー戦でも「今回は戦い方が全く違います」と言った。
「重いグリーンが苦手というのがあります。でも、それにアジャストしていかないと」
目先の予選通過よりも、大きな目標のためのプロセスを重んじた28歳。年間女王、今季メジャー連勝を狙う河本は、「ムカつく」上がり3ホールを糧に、コースと闘っていく。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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