女子ゴルフ吉田鈴、初Vも2勝目も涙なし「それは次を向いてる証拠」 会見で透けたクールな22歳の素顔
国内女子ゴルフツアー・CATレディース最終日が23日、神奈川・大箱根CC(6657ヤード、パー72)で行われ、首位タイから出た吉田鈴(大東建託)は4バーディーの68で回り、通算13アンダーで優勝を飾った。6月のヨネックスレディスに続き、ツアー2勝目となった。初優勝からわずか2か月の勝利。本人は会見でその要因に、コース上での冷静さ、気の緩みがなかったこと、地道なトレーニング、休養などを挙げた。(取材・文=柳田通斉)

CATレディース最終日
国内女子ゴルフツアー・CATレディース最終日が23日、神奈川・大箱根CC(6657ヤード、パー72)で行われ、首位タイから出た吉田鈴(大東建託)は4バーディーの68で回り、通算13アンダーで優勝を飾った。6月のヨネックスレディスに続き、ツアー2勝目となった。初優勝からわずか2か月の勝利。本人は会見でその要因に、コース上での冷静さ、気の緩みがなかったこと、地道なトレーニング、休養などを挙げた。(取材・文=柳田通斉)
最終18番パー5。吉田は30センチのウィニングパットを決め、微笑みながらバンザイをした。
「あれは、お決まりだと思うので(笑)」
初優勝と同様に涙はなかった。その理由を問われると、真っ直ぐな目でこう返した。
「初優勝の時、家に帰っても涙は出ませんでした。それは次を向いてる証拠だなと思っています。やっぱそれが2勝目につながってくれたかなと思います。そして、今日も出ませんでした。やっぱり、心の底で思ってることが出るんだなと思いました」
プロテスト合格には4回かかった。アマチュア時代にナショナルチーム入り、プロテスト一発合格の姉・吉田優利のようなエリートの歩みではない。だが、プロ3シーズン目でつかんだ初優勝の後も気の緩みは全くなかったという。国内男子ツアー7勝の今野康晴コーチからも、その大事さを教わっていた。
「初優勝前から『勝った直後こそ、気を引き締めなさい』と言われていました。自分でも2勝目までに時間がかかる人とそうでない人で、成長のスピードが全然違うと考えていたので、今回の優勝には大きな価値があると思います」
吉田は今季全23試合にフル出場。過酷な連戦の中で体を休めることは大事にしている。
「『体を休めることも仕事』と思っているので、月曜、火曜に休養することは大事にしています」
トレーニングは、試合の最終日を終えた後に取り組むこともあるという。
「トレーニングをする頻度が増えてて、体の使い方、使ってる筋肉の鍛え方もすごく良くなってると思いますし、疲れ方も変わってきました。最近は肩甲骨周りとか、背中の筋肉を重点的にやっています」
ゴルフは心技体。だが、吉田は「メンタルトレーニングをしたことなくて、『技術がちゃんとしていればどんな精神状態でも打てる。メンタルはあんまり関係ないかな』と思っています」と言った。この日はそれが証明されたラウンドだった。
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