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5歳の息子が「緊張する」 初防衛成功、岩田翔吉が感謝した家族の存在「元気がない自分を…」

ボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦が20日、東京・両国国技館で行われ、同級王者・岩田翔吉(帝拳)が同級1位のエリック・バディージョ(メキシコ)に11回2分13秒TKO勝ち。鬼門の初防衛までの道のりには家族への思いがあった。戦績は30歳の岩田が17勝(14KO)2敗、30歳のバディージョが19勝(8KO)1敗。

エリック・バディージョに11回TKO勝利した岩田翔吉(右)【写真:山口比佐夫】
エリック・バディージョに11回TKO勝利した岩田翔吉(右)【写真:山口比佐夫】

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦

 ボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦が20日、東京・両国国技館で行われ、同級王者・岩田翔吉(帝拳)が同級1位のエリック・バディージョ(メキシコ)に11回2分13秒TKO勝ち。鬼門の初防衛までの道のりには家族への思いがあった。戦績は30歳の岩田が17勝(14KO)2敗、30歳のバディージョが19勝(8KO)1敗。

 進化した姿を見せた。岩田は初回から右フックを顔面に浴びせ、会場を沸かせる。2回は右ストレートをガードの上から放ち、ダメージを与えた。4回、主導権を握り、試合を進めていたが、相手の左フックを浴びて「人生初ダウン」。しかし、慌てることなく、6回に右ボディー、8回に左アッパーを当て、相手を追い詰めた。同回終了時点でジャッジ3者が岩田を支持。勢いそのままに11回、タフな相手に強打を連発。後ろに下がった挑戦者に右ストレート、右ボディーを放ったところでレフェリーが試合を止めた。

 初防衛に成功した岩田はベルトを掲げ、喜びを噛みしめた。「初防衛は難しい。人生初ダウンもあっていい経験ができた。ボクシングをこれからも続けられる。生き残れたことが素直に嬉しいです」とほっとした表情をみせた。

 2018年にプロデビューし、22年11月の世界初挑戦はジョナサン・ゴンサレス(米国)を相手に初黒星。24年10月、約2年ぶり2度目の世界戦を3回TKOで制し、王座を獲得した。しかし、昨年3月の初防衛戦でレネ・サンティアゴ(プエルトリコ)に0-3の判定負けで王座陥落。それでも今年3月の再起戦で2階級制覇王者のノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)を8回TKOで下し、王座返り咲きを果たした。

 初防衛までの道のりを支えたのは家族の存在だった。5歳の息子・羚(れい)くんについて「すごく喜んでくれました。家族、息子は本当に心の支え。1年前に負けてからずっと元気がない状態の自分を見ていて心配してくれていたので。今日も朝起きて『緊張する』と言っていた。何が何でも勝つ姿を見せないとダメだなと気合が入りました」と父親としての思いを明かした。

 今後については「『この試合の勝者とやりたい』と(WBA、WBO世界ミニマム級統一王者の)コラーゾが言っていたので。偉大なチャンピオンで、そういった選手と試合ができるのはボクサーとして幸せなこと。ぜひやりたい。(IBF世界ライトフライ級王者)タノンサック、(WBA、WBO世界同級王者)サンティアゴだったり。他団体のチャンピオン、3人の選手といつでもやるぞという思いでやっています」と気を引き締める。

 初防衛の壁を乗り越え、次なる大きな舞台へ視線を向けた。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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