十種競技で培った知見を社会へ 右代啓祐氏&中村明彦氏が教育、地域で仕掛ける新プロジェクト

プロジェクトの柱は「地域・学校連携事業」と「食」
プロジェクトの1本目の柱が、山形大とタッグを組んだ「地域・学校連携事業」だ。小学校を訪問したり、スポーツ教室を開催したりする。「走る、投げる、跳ぶ」という、全てのスポーツに通ずる動作の体験レッスンを実施。スポーツの楽しさを伝えていく。
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中村「もちろん、参加してくれた人が『十種競技、七種競技って楽しいね』ってなれば最高ですけど、体験する中で『自分ってこういう才能があるんだ』って気が付けたり、スポーツの楽しさだったり、参加してくれた人の運動能力が上がったり、自分の新しい発見があったりするといいと思っています」
右代「陸上選手って動きの基礎的な部分を深く学んでいるんですよね。『走る、投げる、跳ぶ』という部分を陸上の観点から教えると、いろんなスポーツに生かせる。例えば、野球も打つ、投げる、走るなどの動作がありますけど、それにも生かせる。そういう意味では、幅広い人に通じるコンテンツになると思っています」
有名な例でいえば、米大リーグ、ドジャースの山本由伸投手も、やり投げのような動きを取り入れたトレーニングを行っている。十種競技で培った「走る、投げる、跳ぶ」の知見を、広く次世代に還元する。
また、山形県内にとどまらず、沖縄や仙台などで地域と連携したプロジェクトの展開も見据えている。

プロジェクトのもう1つの柱が「食」だ。今年2回目を迎える10月10、11日の混成競技大会「10&7 CHAMPIONSHIPS」では「食べるを科学する」を掲げ、スポーツ栄養について学ぶ場を設ける。
味の素とタイアップし、山形の名産「芋煮」を参加選手らに提供する。スポーツ、食、栄養、地域を結びつけ、地域内での消費循環につなげていく。また教育機関とも連携し、食文化の継承も目指していく。
右代「去年から僕と中村でプロデュースした芋煮を配りたいねっていう話をしていたんです。補食にぴったりだと思っていまして。それが今年、実現しました。芋煮ってアスリートにとっても、全てがオールインワンの栄養食。食の知識も知ってもらい、山形を愛する人が増えるんじゃないかって」
中村「ご飯と芋煮があれば、ある程度、補食はカバーできます。競技会で食べるものって、バナナ、カステラ、おにぎり、ゼリーなど決まったものが多いんですけど、温かいものがあるだけでも変わってくると思います。摂取するかどうかは別として、試合中に食べられる人の方がやっぱり強いとは思うんですよね。エネルギーを切らすリスクが減らせる。2日間全力で戦い切るために大きなウェイトを占めるのは、エネルギーだったり、摂取するものだったりするので、そういった意味で何かチャレンジングな一品ができたら面白いと思っています」
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