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「心に穴が開いたというか…」西武・森脇亮介が漏らした言葉 4年過ごした古巣が廃部…プロへの道を切り開く思考

プロ野球・西武の森脇亮介投手は日大を卒業後、社会人野球のセガサミーで4年間プレーし、27歳になるシーズンにようやくプロ入りした遅咲き選手だ。武器を身につける時間をくれた古巣は、今季限りで廃部となる。在籍当時から考えていたという社会人野球の意味、そして最後の戦いに挑む後輩たちへのメッセージを聞いた。

セガサミーで過ごした4年間を振り返る森脇【写真:羽鳥慶太】
セガサミーで過ごした4年間を振り返る森脇【写真:羽鳥慶太】

森脇を伸ばし、プロへと導いたセガサミーが今季限りで廃部

 プロ野球・西武の森脇亮介投手は日大を卒業後、社会人野球のセガサミーで4年間プレーし、27歳になるシーズンにようやくプロ入りした遅咲き選手だ。武器を身につける時間をくれた古巣は、今季限りで廃部となる。在籍当時から考えていたという社会人野球の意味、そして最後の戦いに挑む後輩たちへのメッセージを聞いた。

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 今年5月14日、驚きの発表が野球界を駆け巡った。2005年に創部されたセガサミー野球部が、21年の歴史に幕を閉じ廃部になるというのだ。OBの森脇も、スマートフォンのニュースでこれを知った。

「寂しい、悲しい、言葉にするのは本当に難しいですけど、やっぱり『なくなっちゃうんだ……』という寂しさが一番です。4年もいましたし、当時から野球部を存続させる難しさにも触れる機会はありました。本当にちょっと、心に穴が開いたというか……」

 一方で、現実的な目も持ち合わせる。「でも、永遠にあるわけではないとは思っていました。プロではないので、野球で利益を生めるわけではありません。最後は会社が決めることになってしまうので」。それは在籍当時から、社会人野球のチームは会社に何を与えられるのだろうと考えていたからだ。

 セガサミーは東京都八王子市に、専用グラウンドと屋内練習場、合宿所を持つ。社会人球界でも屈指の施設だ。「入った時は驚きましたね。他のチームと比べても、野球に集中させてもらえる環境でしたから」。社会人野球とひとくくりに呼ばれるが、業務と野球の割合は様々。当時のセガサミーは、週に1回の出社が義務だった。

 森脇は最初に配属された池袋の事業所に、合宿所からバスと電車を乗り継いで通った。「朝6時過ぎのバスに乗って八王子駅まで出て、満員電車に乗って……」。野球という環境から出て、社会との関わりを考えさせられる時間だった。

「1年目、2年目はやっぱり野球のことしか考えられないというか、そういう時間でした」。ただ2年目の秋、ドラフト指名解禁のタイミングで、指名の知らせはなかった。頭の中を、セガサミーで長くプレーできないだろうかという考えが巡ると同時に、視野も広がった。

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