陸上選手のレース前日~当日の過ごし方 消したい不安「眠れない時は…」元日本代表が明かす本番ルーティン
愛知・名古屋アジア大会の陸上は29日に最終日を迎える。今回は32年ぶり3度目の自国開催。その舞台となる愛知県で生まれ育った元女子短距離日本代表・市川華菜さんに「今さら聞けない素朴な疑問」を全7回に分けて聞いた。最終回となる7回目のテーマは「レース前日&当日」について。

「THE ANSWER 陸上PLUS|INTERVIEW」 今さら聞けない、陸上競技の素朴な疑問Vol.7
愛知・名古屋アジア大会の陸上は29日に最終日を迎える。今回は32年ぶり3度目の自国開催。その舞台となる愛知県で生まれ育った元女子短距離日本代表・市川華菜さんに「今さら聞けない素朴な疑問」を全7回に分けて聞いた。最終回となる7回目のテーマは「レース前日&当日」について。
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――試合当日は何時間前に競技場入りするのでしょうか?
「私はだいたいレースの2時間半前に入る流れでした。入り時間も人それぞれですね。自分が走るレースの時間から逆算して、起きる時間、ご飯を食べる時間、競技場に着く時間などを計算して移動してましたね。社会人になると、朝早い時間のレースは少ないのですが、私は朝ご飯は6時半から7時半ぐらいに食べることが多かったですね」
――レースが近づくと、気を付けた方がいい食べ物はありますか?
「さすがにレース前日に揚げ物やステーキをがっつり食べるのは避けるようにしていました。私はお腹がめちゃくちゃ弱かったので、消化がいいものしか食べていなかったですね」
――市川さん自身の「勝負飯」はありましたか?
「パスタですかね。前日の夜ご飯は、よくパスタを食べるようにしていました。なかったら、定食を食べるようにしていました」
――今だから話せる、レース前にやらかしてしまった失敗などはありますか?
「大学生の時、揚げ物が好きなので、ポテトを食べまくってしまった時があって…。食べ過ぎて、お腹が痛くなった時がありましたね(笑)」
――レース前日は気持ちの高ぶりで、眠れない時もあるかと思うのですけど、そういう場合はどうするのですか?
「私は眠れないことが多かったのですが、寝られないと不安になってしまうので、とにかく目をつぶるようにしていました(笑)。とにかく不安要素を消したいので、寝たということにする。本当かどうかは別にして、目を閉じていれば休んでいるのと一緒と聞いたことがあるので、そうするようにしていました」
――会場入りしたら、必ずやっていたことなどはありましたか?
「私はとにかく挨拶するようにしていました。挨拶はいつも通りのことですし、気持ちも前向きになれました。試合当日はみんなやるべきことに集中するので、選手同士でもあまりしゃべらなくなるんです。ただ会場に入った時は必ず挨拶するっていうのは、自分の中で決めていましたね」
■市川 華菜 / Kana Ichikawa
1991年1月14日、愛知県豊田市出身。同市・豊南中から陸上を始める。岡崎城西高、中京大を経て、2013年にミズノ入社。五輪は2012年ロンドン大会、世界選手権は2011年大邱大会、2015年北京大会で代表入り。アジア大会には2014年仁川大会、2018年ジャカルタ大会と2度出場した。2017年日本選手権では女子100メートル、200メートルの2冠を達成。2021年に現役を引退。22年春に日本選手権男子100メートルで優勝経験を持つ佐分慎弥さんと結婚。現在は3歳長女の育児に励みつつ、中京大コーチ兼ミズノブランドアンバサダーを務める。
(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)
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