「おそらく、ボコボコにやられます」 サッカー部員わずか14人…偏差値78の難関校、逆境で模索する“文武両道”への道
第105回全国高校サッカー選手権大会の東京予選が先月から始まった。1次予選に出場した国立の難関校、筑波大附蹴球部は大東大一との初戦で0-3の完封負け。創部100年超の歴史を持つが全国経験はなく、現在の部員数は14名。厳しい環境に置かれながらも日々、目標へ歩みを進めるチームに迫った。

高校サッカー選手権大会東京予選で初戦敗退
第105回全国高校サッカー選手権大会の東京予選が先月から始まった。1次予選に出場した国立の難関校、筑波大附蹴球部は大東大一との初戦で0-3の完封負け。創部100年超の歴史を持つが全国経験はなく、現在の部員数は14名。厳しい環境に置かれながらも日々、目標へ歩みを進めるチームに迫った。
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「あれ、キャプテンマークどこ?」
両チームの入場前、横一列で整列する大東大一イレブンの隣で、筑波大附サイドはなにやら慌ただしい。会場は筑波大附の校内グラウンド。だが、応援する生徒や部員らの姿は見当たらず閑散としていた。
ハーフラインを挟んで、反対側のグラウンド脇へ視線を移すと対照的な光景が広がる。ズラリと並んでいたのは大東大一の関係者たち。校舎とグラウンドを隔てる柵には横断幕が掲げられ、声援で後押し。規模感の違いは明らかだった。
「おそらく、ボコボコにやられると思います」。就任2年目の森田真陽(まさはる)監督は、苦笑いを浮かべながらポツリとつぶやいた。
蹴球部の歴史は長い。創部は1924年で、前身の東京高等師範学校附属中学時代まで遡る。昨年3月まで中塚義実さんが30年以上にわたって顧問を務め、勝利至上主義に偏らない部活動を提唱するなど改革を推し進めた。中塚さんは教諭を退職。筑波大蹴球部出身の森田監督が一般公募から選ばれ、後を継いだ。
偏差値78を誇る名門校で知られ、東大、京大などの難関国立大や早慶や医学部へ毎年多くの合格者を輩出。「文武両道」で実績を残す部活動もあるが、蹴球部を取り巻く環境は厳しい。
今年6月まで活動していた3年生は引退し、30名ほどいた部員は半減。11人同士での紅白戦ができないほど規模は縮小し、わずか14名で選手権の1次予選へ臨んだ。指揮官はさらに「今、2人怪我しているので、12人しか活動できない状態なんです」と、苦しいチーム事情を明かした。
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