「Bリーグが井の中の蛙にならない」 豪州強豪と“背伸び”して戦うナゼ…3人のGMに聞く、スコアに残らない価値
今シーズンから「Bプレミア」という新時代を迎え、オンザコートフリーの導入によって日本人選手が外国籍選手と対峙する機会が増すことが予想される日本バスケットボール。9月7~10日に沖縄サントリーアリーナで行われたプレシーズンゲーム「ISLAND GAMES 2026 INTERNATIONAL WEEK」では、いずれもBリーグを代表するクラブである琉球ゴールデンキングスと千葉ジェッツ、そしてオーストラリアNBLの強豪パース・ワイルドキャッツが総当たりで対戦した。世界屈指の強豪国のクラブと交流することは、Bリーグ、そして日本バスケの成長にどんな意味を持つのか。3チームのGM(千葉Jの池内勇太氏は取材時点の肩書き)に話を聞いた。

琉球、千葉J、パース…日豪3クラブ交流の意味とは
今シーズンから「Bプレミア」という新時代を迎え、オンザコートフリーの導入によって日本人選手が外国籍選手と対峙する機会が増すことが予想される日本バスケットボール。9月7~10日に沖縄サントリーアリーナで行われたプレシーズンゲーム「ISLAND GAMES 2026 INTERNATIONAL WEEK」では、いずれもBリーグを代表するクラブである琉球ゴールデンキングスと千葉ジェッツ、そしてオーストラリアNBLの強豪パース・ワイルドキャッツが総当たりで対戦した。世界屈指の強豪国のクラブと交流することは、Bリーグ、そして日本バスケの成長にどんな意味を持つのか。3チームのGM(千葉Jの池内勇太氏は取材時点の肩書き)に話を聞いた。
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連日、沖縄サントリーアリーナが公式戦顔負けの盛り上がりを見せた。
結果は、1戦目から順に琉球対千葉Jは110-86で琉球、パース対千葉J(8分×4クオーターで実施)は98-45でパース、パース対琉球は110-82でパースが、それぞれ勝利。琉球と千葉Jは外国籍選手を中心に負傷者が多く、パースに対して高さの差で劣勢を強いられたが、オーストラリア代表も擁するパースの完成度の高い戦いぶりは観客をうならせた。
今回の総当たり戦に至るまでには、琉球とパースが築いてきた交流がある。
数年前に知り合った琉球の安永淳一GMと、オーストラリア南西部の都市パースに拠点を置くワイルドキャッツのダニー・ミルズGMが、「お互いに首都圏から離れた自国の西側に本拠地を置き、大都市のチームに勝ちたい気持ちが非常に強い。どちらの本拠地も地域愛が強いことなど、『共通点があるよね』という話になりました」(安永氏)と、意気投合した。
それを受けて昨年、琉球はパースから招待を受け、クラブ初のオーストラリア遠征を実施。現地でNBLクラブと2試合を戦い、今回はパースが沖縄へ。そこに千葉Jも加わり、日豪3クラブによる総当たり戦が実現した。

安永氏が海外クラブとの対戦を積極的に求める理由は明快だ。「プレシーズンゲームを4試合やって4戦全勝よりは、1勝3敗でもいいから苦しい思いをする方が、自分たちの弱点や足りない部分をはっきりさせることができると思っています」と語る。
琉球は2年前にもイタリアへ渡り、現地クラブと2試合を行った。昨年のオーストラリア遠征も含め、この3年で海外クラブと6試合を行い、まだ一度も勝てていない。安永氏はNBLを引き合いに出し、「パースのように、NBLのプレーオフに出るレベルのチームは自分たちより格上だと感じています」と率直に認める。
オーストラリアは世界でも指折りのバスケットボール強国だ。現在のFIBAランキングは7位で、アジア・オセアニアではトップに位置する。2021年の東京五輪で銅メダルを獲得し、2024年のパリ五輪では6位に入った。NBLには米国など各国から有望選手が集まり、高い能力を持つ地元選手と切磋琢磨することで、「NBAへの登竜門」としても存在感を高めている。
安永氏が実際に戦って感じたのは、一部のスターだけが突出しているのではなく、選手一人ひとりの「平均値」の高さだった。サイズやフィジカル、粘り強さを備え、得点力だけでなく、守備や周囲を生かす能力にも長けている。
「自分たちが背伸びしないといけない相手と、常に戦いたいと思っています」と安永氏。国内だけで戦っていては見えにくい世界基準を体感することで、チーム力の底上げを見据える。
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