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錦織、全米王者撃破に見る3つの勝因 「世界一のバックハンド」封じた妙技

全米オープンとの違いはコートの質、「環境的にペースを掴みやすかった」

「個人的な感想ですが、USオープンのワウリンカ戦でも錦織さんの狙い通りの試合ができたと思います。バックハンドでも的を絞らせない。ファーストセット、セカンドセットの途中までいい流れだった。そこから疲労と暑さでワウリンカのペースになった。今回も基本的に同じ戦略だったと思います。

 あとはコートに違いがありました。今回のUSオープンもツアーファイナルズもハードコートですが、USの方がバウンドが高くなります。それによって、錦織さんもワウリンカも自然と下がるポジションを取ることになります。ワウリンカはクレーに強い。ラリーで粘り強さがあります。その部分でUSのサーフェスではワウリンカに分があったかもしれません。今回はインドアハード。コートのサーフェス的にUSオープンよりも打球が低く速くなる。錦織さんが環境的にペースを掴みやすかったのではと思います」

 全米オープンでも序盤戦は主導権を握ったが、第2セットを落として一気に逆転負けを喫した。しかし今回は流れを相手に渡さずに勝利。常に優位性を保った要因として、綿貫は大会の会場となっているロンドン・O2アリーナのコートの特徴も影響したと分析した。

◆綿貫敬介(わたぬき・けいすけ) 明治安田生命所属 世界ATPランキング1135位、ダブルス1024位(2016年6月時点)。埼玉県春日部市のグローバル・プロ・テニス・アカデミーの常任コーチを務めながら、世界ジュニアランキング2位の弟・陽介のツアーコーチも兼務。ジュニア時代には世界ランク5位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)ら実力者と対戦した経歴を持つ。

◆グローバル・プロ・テニスアカデミー 綿貫3兄弟を育て上げた父・弘次氏が校長を務める、世界を目指すタレントを育成するジュニア育成のアカデミーと一般のスクールを併設。レッスンは午前9時から午後9時まで。住所・埼玉県春日部市下蛭田2-1。電話番号048-755-5370。公式サイトは、http://www.global-sports-planning.com/

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

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