アンカー区間15位、涙の逆転負け→1年後に…引退撤回、恩返しの7.6km「誰一人、私を責めずに…」――大東文化大・野田真理耶
引退撤回、卒業後は実業団へ 富士山女子駅伝で優勝を届けたい仲間の存在
故障と向き合った経験、恩返しの思いは、卒業後の進路も変えた。昨年7月のワールドユニバーシティゲームズのハーフマラソンで銅メダルに輝くなど実績を積み重ねてきたが、もともとは大学で競技を引退するつもりだった。スポーツ系のアパレル業界を目指すつもりだった。しかし、昨年12月頃に「このままでは終われない」と競技続行を決意。来季以降も実業団で走り続ける。
今年も頂点には届かなかったが、昨年は区間15位だった6区で、今年は区間2位。本来の実力を発揮し、日本人エースの意地は示した。「自分自身、感謝の気持ちを持ちながら走ることができて、そこは良かったなと思います」。感謝を胸に走り切った7.6キロだった。
その言葉には、仲間への思いもにじむ。同学年の吉井優唯は、1年時に全日本大学女子駅伝の1区を走った仲間。ただ昨年からマネージャーに転身し、今は違う立場でチームを支えている。
「いろんな人からの支えがあって充実した陸上生活を送れている。1年生の時に選手として一緒に走ってきた吉井も、去年からマネージャーになって、今までと違う形でチームを支えてくれている。一緒に選手では終われなかったんですけど、優勝メンバーとして、日本一のマネージャーにさせてあげたいという思いです」
チームでは主将の重責も背負う野田。残された舞台は、12月30日の富士山女子駅伝。最後の最後こそ、日本一の景色を見る。そして見せる。
(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)
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