佐藤淑乃、和田由紀子が抜け…引き受ける「日本のエース」の系譜 23歳・廣田あいに懸かる期待
バレーボール大同生命SVリーグ女子のNECレッドロケッツ川崎は今季、大きく戦力が入れ替わった。日本代表の佐藤淑乃、和田由紀子らが抜ける中、新エースとして期待が懸かるのが、23歳の廣田あいだ。17日にホームで行われたヴィクトリーナ姫路との開幕戦は、2-3で逆転負けを喫したが、チームトップの21得点。「日本のエース」を生んできたクラブの系譜を継ぐ覚悟のシーズンが始まった。

2026-27 大同生命 SV.LEAGUE WOMEN
バレーボール大同生命SVリーグ女子のNECレッドロケッツ川崎は今季、大きく戦力が入れ替わった。日本代表の佐藤淑乃、和田由紀子らが抜ける中、新エースとして期待が懸かるのが、23歳の廣田あいだ。17日にホームで行われたヴィクトリーナ姫路との開幕戦は、2-3で逆転負けを喫したが、チームトップの21得点。「日本のエース」を生んできたクラブの系譜を継ぐ覚悟のシーズンが始まった。
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レフトから何度も2枚ブロックを打ち破り、バックアタックでレシーバーを吹っ飛ばした。変幻自在のサーブでノータッチエースを決めれば、東急ドレッセとどろきアリーナは「あーい! あーい!」と熱狂。「このチームのエースになりたいという気持ちで今シーズンに入った」。そう言う廣田はまさに攻撃の柱だった。
しかし、ストレート勝ちまであと2点の場面で一度ベンチに下がるとまさかの展開に。24-18のマッチポイントから悪夢の6連続失点。デュースに持ち込まれ、27-27から廣田がコートに戻るも流れを止めきれず、27-29で落とした。さらに第4、5セットも奪われ、まさかの大逆転負け。「自分たちの隙やプレーの甘さもあった」。悔いの残る開幕戦となった。
昨季チームを牽引した日本代表の佐藤淑乃、和田由紀子が今季からイタリアに移籍。ジョバンナ・デイも富山に移った。「5、6割ぐらいの点数を取っていた」と中谷宏大監督が評する3本柱が抜け、変革の時を迎えたチームにあって、廣田にかかる期待は大きい。指揮官は言う。
「やっぱりNECって日本のエースと言われるような選手を輩出しているチームだと自分自身思っている。じゃあ次は誰がなるか、って言ったらやっぱり廣田がこのチームの看板を背負ってやらないと。廣田自身もやっぱり1つ殻を破らなきゃいけないシーズンだと思う」
佐藤、和田の前には古賀紗理那がいた。2000年代にはアテネ、北京と五輪2大会に出場した高橋みゆきもいた。伝統のNEC川崎のエースを担い、いずれは日本代表も引っ張る存在に――。2025年に日本代表に追加登録され、今年9月にはアジア大会でも日の丸を背負った廣田は、チームが苦しい時こそプレーで勢いづける責任を、覚悟を持って引き受ける。
最後にチームを勝たせられなかった。開幕戦の自己評価は「50点」。しかし、翌18日の同カードは3-1で勝利し、すぐにリベンジを果たしてみせた。廣田はこの日もチーム最多の20得点。悔しさで始まった新シーズンを必ず飛躍の年にしてみせる。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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