アンカー区間15位、涙の逆転負け→1年後に…引退撤回、恩返しの7.6km「誰一人、私を責めずに…」――大東文化大・野田真理耶
全日本大学女子駅伝は25日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着の6区間(38.0キロ)で行われ、大東文化大は2時間3分31秒で4大会連続12度目の準優勝だった。アンカー6区(7.6キロ)で野田真理耶(4年)が24分47秒の区間2位。悲願の初優勝には届かず、悔しさをにじませたが、1年前の雪辱を期した舞台で意地を見せた。

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 第44回全日本大学女子駅伝
全日本大学女子駅伝は25日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着の6区間(38.0キロ)で行われ、大東文化大は2時間3分31秒で4大会連続12度目の準優勝だった。アンカー6区(7.6キロ)で野田真理耶(4年)が24分47秒の区間2位。悲願の初優勝には届かず、悔しさをにじませたが、1年前の雪辱を期した舞台で意地を見せた。
今年も沿道の声援は優しかった。その声に背中を押された。野田は、先頭を走る名城大から1分8秒差でタスキを受けると、懸命に前を追った。しかし、2位でのフィニッシュに「期待に応えられなくて、申し訳ない気持ち」と声を落とした。
1年前のリベンジを懸けた舞台だった。昨年は膝、仙骨と故障が重なり、前回大会は回復途上でのレースだった。悩んだ末に出場を決断したが、アンカーの6区で区間15位と失速。トップでタスキを受けながら逆転を許し、チームは2位だった。「何で走ったんだろう…。走るべきじゃなかった」。涙が止まらなかった。
自分を責めた。でも周囲は違った。スタンドから降り注いだのは、走りをねぎらう温かい言葉だった。
「ゴールした後も、スタンドにいる方々が、誰一人も私を責めずに『走ってくれてありがとう、お疲れ様』っていう言葉を掛けてくれて…本当に救われました」
その光景が野田は忘れられなかった。だから恩返しをすると誓った。「この日本一の応援団のために、絶対優勝を届けたい」。その一心で、この1年間を過ごしてきた。
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