吉田優利の初Vが印象づけた「日本女子強し」 米ツアーで驚異の“5/12”…残る記録更新の可能性
米女子ゴルフツアーのBMW女子選手権は25日、韓国のパインビーチGL(6784ヤード・パー72)で最終日が行われた。首位と4打差の2位で出た吉田優利(エプソン)が1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、通算17アンダー。4打差を逆転し、米ツアー初優勝を成し遂げた。今季米ツアーは、16戦目の山下美夢有(花王)を皮切りに27戦目の今大会まで12戦で日本勢が5勝。あらためて「日本女子強し」を印象づけた。

BMW女子選手権最終日
米女子ゴルフツアーのBMW女子選手権は25日、韓国のパインビーチGL(6784ヤード・パー72)で最終日が行われた。首位と4打差の2位で出た吉田優利(エプソン)が1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、通算17アンダー。4打差を逆転し、米ツアー初優勝を成し遂げた。今季米ツアーは、16戦目の山下美夢有(花王)を皮切りに27戦目の今大会まで12戦で日本勢が5勝。あらためて「日本女子強し」を印象づけた。
吉田はクラブハウスで優勝を知った。雨が降りしきる中、最終組の1組前で回って通算17アンダーでフィニッシュ。同スコアだった今季メジャー2勝のユ・ヘランが、最終18番パー4でボギー、16アンダーだったチェ・へジンが3メートルのバーディーパットを決められず、ひざをついた。
この映像を見ていなかった吉田は、勝みなみ、原英莉花らから「おめでとう」と声を掛けられて、驚いた後に笑顔を浮かべた。
「4打差がある日は前半でトップの方に追いつくっていうのがセオリーかなと思ってたんで」
表彰式後にU-NEXTのインタビューで答えた通り、吉田は前半にラッシュをかけた。2番パー5の第3打。グリーン左サイドからフワリと上げながらもスピンを効かせたボールが、スライスラインに乗ってカップインした。鮮やかなチップインイーグル。首位との差を一気に「2」に縮めた。
5番パー4でもグリーン左奥から、低い出球のアプローチでチップインバーディー。6番パー5も第3打をピンそばにつけてスコアを伸ばした。このホールでヘランに並び、トップタイ。勢いそのまま7番パー4で3連続となるバーディーを決め、単独トップに浮上した。
後半は一転、我慢のゴルフが続いた。12番パー5では第3打でグリーンを外したが、約1メートルを決めてパーセーブ。15番パー3では第1打を左に曲げてカート道に。この日初めてのボギーでヘランと再び並んだ。
しかしヘランは16番でボギーを叩いて後退。吉田は17番パー5のティーグラウンドで30分以上待たされながら集中力を切らさなかった。そして、グリーン左下からの第3打でスーパーショットを見せた。ピンまで52ヤード。その奥は海でペナルティーゾーンが広がる状況下、ピッチングウェッジのエクスプロージョンショットを披露した。ボールはランを出しながらも、カップ手前でスピンが効いてストップ。2メートルのバーディーパットもカップの真ん中から沈めた。
最終18番パー4は3パットでボギーにしたが、アテスト後に朗報が待っていた。
勝、原に加え、畑岡奈紗、岩井明愛、岩井千怜、竹田麗央からも祝福された吉田は、グリーンに戻って仲間たちからのシャンパンを浴びた。吉田は事前に「水を多めで」とお願いしていたようだが、それは叶わずに目は染みていく。そして、「えっ、えっ」と戸惑いながら笑い続けた。その後、インタビューで6時間以上に及んだラウンドを振り返った。
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