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女子ゴルフ49年ぶり大偉業とは 全英女王・桑木志帆が2位浮上「燃えています」スイング修正で復調

国内女子ゴルフの今季メジャー第2戦・ソニー日本女子プロゴルフ選手権第3日が12日、石川・片山津GC白山C(6755ヤード、パー72)で開催された。4位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)は5バーディー、2ボギーの69で通算7アンダー。首位で通算8アンダーの勝みなみ(明治安田)に1打差の2位に浮上した。桑木は8月に全英女子オープンを制しており、今大会に勝てば1977年の樋口久子以来49年ぶり2人目の「同一年に海外メジャーと国内メジャーで優勝した選手」になる。

ソニー日本女子プロゴルフ選手権第3日に出場した桑木志帆【写真:柳田通斉】
ソニー日本女子プロゴルフ選手権第3日に出場した桑木志帆【写真:柳田通斉】

ソニー日本女子プロゴルフ選手権第3日

 国内女子ゴルフの今季メジャー第2戦・ソニー日本女子プロゴルフ選手権第3日が12日、石川・片山津GC白山C(6755ヤード、パー72)で開催された。4位で出た桑木志帆(大和ハウス工業)は5バーディー、2ボギーの69で通算7アンダー。首位で通算8アンダーの勝みなみ(明治安田)に1打差の2位に浮上した。桑木は8月に全英女子オープンを制しており、今大会に勝てば1977年の樋口久子以来49年ぶり2人目の「同一年に海外メジャーと国内メジャーで優勝した選手」になる。

 17番パー4。桑木は10メートルのバーディーパットを沈めた。瞬間、ガッツポーズ。これでギャラリーをさらに沸かせた。

「自然と出ましたね。今週初めてぐらいの感じかなと思います」

 首位に4打差でスタート。1番パー5でいきなり7メートルのパットを決め、スコアを伸ばした。ボールが深いラフにはまった4番パー4はスコアを落としたが、その後は前日から打って変わって好調に転じたショットに助けられた。

「昨日のラウンド後、コーチから言われたドリルをやったのが良かったですね。自分の中でも、縦振りを意識することでひらめきがありましたし」

 岩本砂織コーチは、桑木のスイングがインパクト前にやや体が浮いた状態になっていることを察知していた。

「ターゲットが絞られる全英の対策でコンパクトなスイングにしていた反動で、帰国してから大きなスイングになっていたからです。なので、テークバックを低く長くして体にエネルギーを溜めるようにするべきと考えて、アドレス時にヘッドの後ろにボールを置いてそれを弾くドリルをやるように勧めました」

 効果は抜群で16番パー5では、会心のドライバーショットからの流れで2オンに成功。2パットでバーディーを奪った。ラウンドを終えると、大勢のギャラリーから「明日も頑張って」「優勝しちゃおう」などの声援を浴びた。

 本人もその気だ。

「もう、燃えてはいます。17番で長いパットも入ったので(笑)」

 その一方で「全英の時と同じようにフラットな気持ちでもいたいです」と言った。挑戦者だった全英女子オープンの時とは違い、桑木はこの大会に本気で勝ちに来ている。そのため、前週に石川入り。コースを入念にチェックしてきた。

 念願が叶って頂点に立てば、77年に全米女子プロ選手権を制して、同年の日本女子プロ選手権と日本女子オープンで勝った樋口に続いて「同一年で海外メジャーと国内メジャーで優勝した選手」になる。桑木は、全英女子の凱旋試合となった8月のNEC軽井沢72ゴルフでは、注目され始めた「緊張」で本来の力を出し切れなかったが、以降は3位、2位と尻上がり。今大会については「17番の横に2500台が入る駐車場もありますし」と、第3日にして5023人のギャラリーが訪れた状況も歓迎している。

 再びの快挙へ。さらに存在感を増してきた桑木が、静かに勝負師の炎を燃やしていく。

(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)



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