29歳永井花奈が2位発進! 高3で経験のコース「当時はゴルフに興味なし」11年経て劇的変化のワケ
国内女子ゴルフの今季メジャー第2戦・ソニー日本女子プロゴルフ選手権初日が10日、石川・片山津GC白山C(6755ヤード、パー72)で開催された。ツアー2勝の永井花奈(ServiceNow)は6バーディー、ボギーなしの66で6アンダー。1打差の2位と好発進した。同コースは11年前、高校3年で出場した2015年日本女子オープンで経験しているが、当時とは「ゴルフへの向き合い方」が大きく違っているという。首位は65の7アンダーで回ったサイ・ペイイン(台湾)で、前半の9ホールでの大会新「29」をマークした。

ソニー日本女子プロゴルフ選手権初日
国内女子ゴルフの今季メジャー第2戦・ソニー日本女子プロゴルフ選手権初日が10日、石川・片山津GC白山C(6755ヤード、パー72)で開催された。ツアー2勝の永井花奈(ServiceNow)は6バーディー、ボギーなしの66で6アンダー。1打差の2位と好発進した。同コースは11年前、高校3年で出場した2015年日本女子オープンで経験しているが、当時とは「ゴルフへの向き合い方」が大きく違っているという。首位は65の7アンダーで回ったサイ・ペイイン(台湾)で、前半の9ホールでの大会新「29」をマークした。
涼やかな午後のラウンド。永井のパターが冴え渡った。1番パー5で2メートルのバーディーパットを決めると、3番パー4では6メートルをカップイン。後半も11番パー4では2.5メートル、15番パー4、17番パー3では7メートルからねじ込んだ。そして、18番パー4では、残り194ヤードからの第2打を5番ウッドでピン70センチにつけて6個のバーディーを奪った。
「最後が一番近かったですね。グリーンがボコボコしていたので、きれいに転がってないなっていう感じはあったんですけど、比較的スピードはあまり出てないのでバーディーパットで打てていれば『タッチを合わせることはできるかな』って感じはしていました」
午前組だけで66人がラウンド。確かにグリーン上には多くのスパイクマークがあった。前日まで雨続きでグリーンが柔らかくなっている状態もあった。だが、その柔らかさも永井は生かしていた。
「フェアウェーから乗せるのは、本当に助かっていました。最後(18番で)、クリーク(5番ウッド)で打ったセカンドも、グリーンに落ちて1ヤードくらいしか前に跳ねてなかったので」
会場の片山津GC白山Cは深いラフとバンカー、狭いフェアウェーが特徴。永井は同コースで開催された15年日本女子オープンに高校3年のアマチュアで出場し、18位に入っているが、「コースのことを全く覚えていませんでした」と明かした。理由は「その頃、あまりゴルフに興味がなかったから」だという。
才能に恵まれたジュニアゴルファーだった永井は、翌16年7月の最終プロテストに一発合格。17年の樋口久子 三菱電機レディスでツアー初優勝を飾った。だが、以降は1998年度生まれの渋野日向子、原英莉花、勝みなみ、小祝さくら、河本結ら「黄金世代」をはじめとした後輩たちの勢いに押され、シード落ちの悔しさも味わった。次第に「このままでは消える」と思うようになり、ゴルフへの向き合い方を大きく変えたという。
「前回のシード落ち(24年シーズン)ぐらいから、体力面だったり、いろんな課題を感じてました。それでも『やっぱり、第一線で活躍したい』と思い、ゴルフについていろいろと考えるようになったかなって思ってます」
結果、25年は年間ランキング32位、今季は7月のミネベアミツミレディスで復活優勝を飾り、同ランキングでは5位につけている。
難設定のメジャー大会への向き合い方も変化していた。
「簡単なコースに比べると確率が下がるので、『成功し続けなきゃ』と思い過ぎていました。それを一番確率が高いティーショットに重きを置いて集中してやる考え方にしました。フェアウェーをキープすることです。今回は今のところ、それが上手くいっています」
今季の安定感と好発進も踏まえ、「ビッグタイトルを獲りたいですか」と問われると「え~っ、下手だから獲れないと思って(笑)」と返したが、すぐにこう言い直した。
「獲れたら『上手くなったんだな』って思えるので、それに向かって頑張りたいです。獲りたいです。上手くなりたいんで」
残り3日。29歳になった永井は今の持てる力を尽くし、コースと闘って頂点を目指す。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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