女子プロ日本一の争い、18年ぶり“難関”コース開催 立ちはだかる狭いフェアウェーと密集ラフ【ソニー日本女子プロゴルフ選手権】
国内女子ゴルフの今季メジャー第2戦ソニー日本女子プロゴルフ選手権が、明日10日に石川・片山津GC白山C (6755ヤード、パー72)で開幕する。9日には主催の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長らが記者会見を行い、コースセッティングを担当する山崎千佳代プロが登壇。18年ぶりに同大会開催となる名門コースの難しさと、選手たちに求められるシビアな技術について熱弁を振るった。

雨で止まりやすいグリーンで「優勝スコアは10アンダー」
国内女子ゴルフの今季メジャー第2戦ソニー日本女子プロゴルフ選手権が、明日10日に石川・片山津GC白山C (6755ヤード、パー72)で開幕する。9日には主催の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長らが記者会見を行い、コースセッティングを担当する山崎千佳代プロが登壇。18年ぶりに同大会開催となる名門コースの難しさと、選手たちに求められるシビアな技術について熱弁を振るった。
数字だけを見れば、18年前の2008年大会よりも“優しく”なったように錯覚するかもしれない。ラフは80ミリ(08年大会は100ミリ以上)。しかし、山崎氏の口から明かされたのは、今夏の雨不足によるやむを得ない事情もあった。
「連日の酷暑でギリギリまで芝を保護しなければいけませんでした。ただ、今月に入って一転して雨が降ったことで一気に緑が戻り、非常に強く密集したラフに仕上がっています。ボールは見えていても振ってみると、かなり抵抗を感じるというコンディションになっています」
さらにティーグラウンドから240~250ヤード地点では、先端部分のフェアウェー幅が15ヤードに絞り込まれているホールも存在する。
「6番ホール(パー4、365ヤード)がそれにあたります。それに3番ホールの砲台グリーンに向け、左足下がりの厳しいライからどれだけ球を上げられるか。そういう選手たちの技術、パワーを見ていただきたいというホールがいくつもあります」
一方で優勝争いについては「10アンダーを5人前後で争う展開をイメージしています」と話した。
「理由は選手たちの飛距離が伸びていることもありますが、やっぱり今週は(雨続きで)グリーンが止まりやすいので、フェアウェーから打っていければかなりいい精度でバーディチャンスを作っていけるかなと思います」
08年大会は硬くて速く奥行きのないグリーンに多くの選手が苦戦して、辛炫周(韓国)が通算5アンダーで優勝を飾った。それよりもスコアが出るとの予想だが、前年大会(茨城・大洗GC開催)優勝者の金澤志奈は「深いバンカーも多いですし、1日2アンダー、8アンダーぐらいでの争いになるのでは」とコメント。今季米ツアー2勝の山下美有夢は「ラフに入ったら出すだけになるので、狭いフェアウェーにどれだけボールを置けるかですね」と警戒心を示した。
同コースでは15年に日本女子オープンが開催され、田仁智(韓国)が通算2アンダーで優勝している。近年、日本女子ゴルフ界のレベルは急速に上がり、世界最高峰の米ツアーを主戦場にする選手11人も出場する。
予選ラウンドでは、山下、金澤、8月開催の全英女子オープンを制して日本女子7人目(8度目)の海外メジャー優勝者になった桑木志帆のペアリング。これを受け、小林会長は「うれしいですし、めちゃくちゃ見たいです」と声を弾ませた。
今季最も豪華な顔ぶれが、国内屈指の難コースにどう立ち向かっていくのか。それが、初日からの注目ポイントになる。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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