大ブレイクの裏で…壁ばかりの半導体研究が「戒めに」 陸上100m日本一、学生最速理系スプリンターが「強っ」――広島大院・山本匠真
陸上の第95回日本学生対校選手権(日本インカレ)は6日、神奈川・日産スタジアムで第2日が行われ、男子100メートルは山本匠真(広島大大学院2年)が優勝した。向かい風1.0メートルの条件下だった決勝を10秒22で制した。

「THE ANSWER 陸上PLUS|NEWS」 日本インカレ
陸上の第95回日本学生対校選手権(日本インカレ)は6日、神奈川・日産スタジアムで第2日が行われ、男子100メートルは山本匠真(広島大大学院2年)が優勝した。向かい風1.0メートルの条件下だった決勝を10秒22で制した。
中盤から鋭く伸びて勝ち切った。「狙った試合をしっかり勝ち切ることができて非常にうれしいです。そこは目標通りのことができてよかった」と振り返った。強雨の中で、いつも以上に体を温めることを意識し、スタートラインに立った。今季は自己ベスト10秒04をマークし、日本GPシリーズで4勝を挙げるなど躍進した24歳は、やはり勝負強かった。
2位だった小室歩久斗(中大)に0秒13差をつける完勝。スタンドで見守っていた他大学の選手たちからは「強っ」「匠真さんエグい」との声が漏れた。学生最後の日本インカレ。全中もインターハイも出たことはない。「本当に一番憧れていた舞台だし、どのグランプリより勝ちたかった試合。頑張ってきて良かったなあって思います」と感慨に耽った。
国立の広島大大学院で半導体研究に励む。研究と競技を両立する日々を送っている。
「陸上は最近、いい成績も出ているので褒められがち。でも研究は自分の未熟な部分に気づく機会が多い。何回も壁にぶつかってばかりで……。課題にぶつかっては落ち込んでとか、頑張ったと思った成果が全然ダメみたいな(笑)。そういった意味では、いい自分への戒めというか、自分の気を引き締める上ではすごくいいものになっていて。いいスイッチになっているのかなと思います」
研究では何度も壁にぶつかりながら、うまく向き合った。トラックでは日本学生の頂点に立った。
(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)
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