「どうすればお姉さんを超えられる?」 尋ねられた姉・優利の質問 吉田鈴が語った“プロの答え”
国内女子ゴルフツアー・CATレディース最終日が23日、神奈川・大箱根CC(6657ヤード、パー72)で行われ、首位タイから出た吉田鈴(大東建託)は4バーディーの68で回り、通算13アンダーで優勝を飾った。6月のヨネックスレディスに続き、ツアー2勝目となった。姉の吉田優利(エプソン)は現在、米女子ツアー初優勝を目指して奮闘中。会見では姉への思いも語った。(取材・文=柳田通斉)

CATレディース最終日
国内女子ゴルフツアー・CATレディース最終日が23日、神奈川・大箱根CC(6657ヤード、パー72)で行われ、首位タイから出た吉田鈴(大東建託)は4バーディーの68で回り、通算13アンダーで優勝を飾った。6月のヨネックスレディスに続き、ツアー2勝目となった。姉の吉田優利(エプソン)は現在、米女子ツアー初優勝を目指して奮闘中。会見では姉への思いも語った。(取材・文=柳田通斉)
優勝インタビューで吉田は「今週、お姉さんも頑張っていますね」と振られ、「そうですね。今夜はいろんな意味で眠れないと思います」と返した。
今週、カナダ・ロイヤル・メイフェアGCで開催中の米女子ツアー・CPKC女子オープン。第3日を終えて、優利は首位の山下美夢有に6打差の2位につけている。日米ツアーで姉妹が同時に優勝することになれば、史上初の快挙になるからだ。
その状況も含め、姉への思いを問われると率直に返した。
「本当に尊敬しています」
同じ女子プロゴルファーとして、常に「吉田優利の妹」という視線はついて回る。今の鈴の中にコンプレックスや過度なライバル心はない。
「23歳でアメリカに渡り、国内で4勝してメジャーも勝っている。あの若さでそれを達成した姉は、本当に一流の選手だと思います」
頻繁に連絡を取り合うわけではないが、遠く海を越えて戦う姉の成績は常に気にかけている。そして、将来的には自身も米女子ツアーを主戦場にしたい思いはある。その上で「どうすればお姉さんを超えられると思いますか」の問いには、プロとしてこう返した。
「勝利数ですかね。アメリカでどれくらい活躍できるかですけど、引退した後にどれだけ皆さんに拍手をもらえるかだと思ってます。勝利数も大事だけど、今後も『勝つ大会』にもこだわりたいです。メジャーのような大きな大会で勝てる選手になりたいです」
今大会中、吉田は「いい感じだね」とLINEのメッセージを送信。優利からは「たまにはね」と返信があったという。7月に優利が帰国した際には食事に出掛け、ツアー初優勝のお祝いに一眼レフのカメラをプレゼントされた。そして、記者から「何を撮りたいですか」と問われると、「姉とのツーショットが撮れたらいいですね」と笑った。
偉大な姉を心からリスペクトしながらも、自らの足で新たな時代を切り拓こうとする22歳。「吉田鈴」という一つの個性が、ゴルフ界で輝きを増している。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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