無双状態の高3・後藤あいが初V! 300y超の飛距離&青木瀬令奈に学んだ小技でボギーなし「感謝です」【日本ジュニア】
日本ジュニアゴルフ選手権Presented by Sky女子15~17歳の部最終日が21日、埼玉・久邇CC 東・北コース(6533ヤード、パー72)で行われ、首位で出た後藤あい(松蔭高3年)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算21アンダーで初優勝を飾った。プロをも圧倒する飛距離が持ち味だが、今大会では青木瀬令奈(リシャール・ミル)仕込みのアプローチ、パットが冴えて3日間ボギーなしの完全V。強力なライバルたちも寄せつけなかった。

女子15~17歳の部
日本ジュニアゴルフ選手権Presented by Sky女子15~17歳の部最終日が21日、埼玉・久邇CC 東・北コース(6533ヤード、パー72)で行われ、首位で出た後藤あい(松蔭高3年)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算21アンダーで初優勝を飾った。プロをも圧倒する飛距離が持ち味だが、今大会では青木瀬令奈(リシャール・ミル)仕込みのアプローチ、パットが冴えて3日間ボギーなしの完全V。強力なライバルたちも寄せつけなかった。
最終18番パー4。最終組の後藤らがグリーンに上がる直前、ホーンが鳴った。
「雷が鳴ったため、競技を中断します」
第2打を右側のカラーに運んでいた後藤はマークして、ボールをピックアップ。約1時間、クラブハウスで待つことになった。
「これはやばいな。『本当に早くやらせてほしい』という思いでいました。ただ、パーにすれば優勝なので全力で集中しました」
晴れ間が出てのプレー再開。後藤はカラーから23ヤード先のピンに向けた第3打で、迷わずウェッジを握った。
「あそこはパターよりもウェッジの方でイメージが出ました。15ヤード運んであとは転がる感じです。高麗芝のグリーンなのでスピンがかかりづらいことも計算に入れました」
計算通り、ボールはカップ50センチに寄ってタップインパー。後藤は右手のガッツポーズで喜びをかみしめた。終わってみれば、初日64、第2日64、最終日67。計21バーディーを重ね、ボギーなしの3ラウンドとなった。

「狭くて苦手にしていたコースなので、こんなスコアが出たことに驚いています。今週はアプローチ、パターに助けられました」
時に300ヤードを超えるドライバーショットも好調で、同組の選手を30~40ヤード後方に置き続けた。その上で100ヤード以内のショットでピンに絡め、ピンチも小技で乗り越えた。前週に出場した国内ツアー・NEC軽井沢72ゴルフを終えた際、「この1か月で上手くなってきたのは、青木瀬令奈さんにアプローチとパットを教えてもらったおかげです」と話していたが、その成果が今大会にも出た形だ。
「本当にそうなんです。感謝です」
女子ゴルフで現在の高3、高2の選手たちの層は厚い。3位の廣吉優梨菜は昨季日本女子オープン3位でローアマを獲得。5位の岩永杏奈は今月開催の全米女子アマチュア選手権で準優勝を飾っている。そんなライバルを振り切っての優勝。2人と同じナショナルチームの一員として、大きな自信になったという。
「JGA(日本ゴルフ協会)の大会で初めて勝てたこともうれしいです。来週は(国内ツアーの)ニトリレディスに出させていただきますが、アジア大会の代表としても楽しみながら頑張りたいです」
4年に1度のアジア大会(名古屋)でも優勝候補。勝てば2002年大会(韓国・釜山)の宮里藍以来24年ぶりになる。本人は「そんなにうまくはいかないと思いますが」と言ったが、今は小技も巧みになって無双状態。後藤が少しずつ自分の時代を築こうとしている。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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