横浜高のスーパー1年生→大学で打率.186「本当に不甲斐ない」 野球人生初めての壁…世代No.1の今――早大・阿部葉太

春季リーグは打率1割台に低迷「本当に不甲斐なかった」
だが周囲の高い評価に反して、阿部は高卒でのプロ入りを見送り。東京六大学野球リーグの早大へ進学すると決めた。
足を速くしたい、打率を上げたい…野球上達に“必須の能力”を学ぶ「運動神経向上LIVE」開催
横浜高で磨き上げた技術があれば、すぐに適応できる自信もあったが、現実は甘くなかった。春季リーグの開幕戦こそ「1番・中堅」で先発出場したものの、打率は.186と低迷。リーグ戦中盤からはスタメンを外れることも増えた。
「本当に不甲斐なかった。自分が思ってもみなかったような結果だったので。悔しかったですし『こんなはずじゃない』っていう思いはずっとありましたね。こんなに打てないのも初めてだし、俗にいう『壁にぶち当たった』瞬間じゃないですかね」
練習合流2日目に左太ももを痛めて戦列を離脱。4月上旬になんとか復帰するも、試合勘は戻らず。「こんなに上手くいかなかったのは初めてですね」と当時を回顧する。
野球人生で味わった初めての挫折。その苦い経験は、阿部を大きく変えるきっかけになった。
打席での構えを一から模索し、相手投手に応じて打球方向の狙いや配球の考え方も変えた。8月中旬の南魚沼キャンプでは「怪我をせず完走すること」をテーマに掲げ、走り方のフォームから見直す作業に没頭した。
12日に開幕を迎える秋季リーグ。初戦の相手は法大だ。
「チームとして優勝したい。今の自分は、個人の目標を設定している場合ではないと思うので。とにかくチームの力になれるように頑張りたいです」
春の悔しさと向き合い、一回りも二回りも逞しくなった阿部。大学野球での挑戦は、まだ始まったばかりだ。後編では「なぜ高卒プロ入りを選ばなかったのか」「ドラフト1位へ描く道しるべ」を伝える。
(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)
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