引きこもり、家出を乗り越え…7度目で掴んだプロテスト合格、山下美夢有よりも強かった25歳・和久井麻由の涙
元ライバル3人は海外メジャー優勝も「自分は自分」
21年度からは前年度までに4度、最終プロテストに進出するも足踏みは続いた。その間、かつてのライバルたちが海外メジャー優勝を飾った。24年、笹生が再び全米女子オープンを制し、25年には、西郷がシェブロン選手権で優勝。山下は全英女子オープンでトロフィーを掲げた。
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「もう、同級生ははるか上のステージにいます。私はやっとスタートラインに立てたところです。すごく遠回りをしましたが、23歳頃からは『人は人』と思えるようになりました。テストに受かっていない選手たちが出られる試合(JLPGA非公認大会など)がたくさんあって、そこで技術を磨くことができました。本当に感謝しています」
アマチュア時代、推薦出場で踏んだ輝かしいツアーの舞台。今月24日から始まるツアー1次予選会(QT)を経て、来月1日からの最終QTで上位40人程度に入れば、来季前半戦の出場権を手にできる。
「遠のいちゃって、もう8年もかかっちゃいました。どんな感じだったか覚えてないくらいですけど(笑)、またあの舞台に立てるように切り替えて練習したいです」
苦しみ、もがき続けた25歳。JLPGAのアプリは削除していたが、「この後、再登録します」と声を弾ませた。元ライバルたちは米ツアーを主戦場にしているが、和久井は数々の挫折を乗り越えて「耐える力」と「諦めない心」を身につけた。これらを生かすべく、新たな歩みを始める。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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