[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

日本の男子800mを変えた2人の最後の競演 川元奨の引退レース、横田真人が粋な演出…“現役復帰”で伝えた「ありがとう」

陸上男子800メートルの前日本記録保持者・川元奨(スズキ)が24日、横浜市内で行われた日体大選手権で現役ラストレースに臨んだ。9組で1分50秒33の2着。同組には、かつて同種目でしのぎを削った2012年ロンドン五輪代表の横田真人氏も出場。粋な演出で、川元の区切りのレースに花を添えた。

富士通ユニで出場した横田真人(左)とレース後に抱き合う川元奨【写真:上田悠太】
富士通ユニで出場した横田真人(左)とレース後に抱き合う川元奨【写真:上田悠太】

「THE ANSWER 陸上PLUS|NEWS」 日体大選手権

 陸上男子800メートルの前日本記録保持者・川元奨(スズキ)が24日、横浜市内で行われた日体大選手権で現役ラストレースに臨んだ。9組で1分50秒33の2着。同組には、かつて同種目でしのぎを削った2012年ロンドン五輪代表の横田真人氏も出場。粋な演出で、川元の区切りのレースに花を添えた。

【注目】女性のバストは「激しく揺れている」 競技パフォーマンスに影響する可能性も…研究員が語る運動時の衝撃の大きさ(W-ANS ACADEMYへ)

 まるで時が巻き戻ったかのような光景だった。川元の引退レースで、横田氏が“現役復帰”した。しかも、現役時代の富士通のユニホーム。同社に思いを伝え、許可を得て着用した。足元には、ロンドン五輪で使用したスパイクを着用。日本選手権の優勝回数で自身の6度を上回り、歴代最多7度を誇る後輩のために、当時の一足を引っ張り出した。

 レース途中には、スパイクのソールが壊れるハプニングも。ロンドン五輪で世界に挑んだ一足も、川元のラストランに合わせるかのように、その役目を終えた。思わぬ形で“ガチ勝負”は実現しなかったが、レース後は川元と肩を抱き合った。雨が降りしきる中、満面の笑みで固く抱擁した。

 仲間であり、後輩であり、同時にライバルでもあった川元の引退。横田氏は「僕自身も現役の時は、彼と切磋琢磨してきた部分もあった。彼の存在には感謝しています。僕が引退した後も、ずっと中距離を引っ張ってくれた。だからこそ、今の中距離の選手たちの活躍があると思う」とねぎらった。

 2人は日本の男子800メートル界を長年けん引してきた。横田氏が日本勢44年ぶりとなる2012年ロンドン五輪に出場すると、4年後のリオデジャネイロ五輪では川元が日の丸を背負った。ともに世界の舞台を経験し、日本の中距離界に新たな可能性を示してきた。

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
ABEMA
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集