激痛マッサージで調子UP? 墓地を彷徨い、野犬に遭遇…珍道中のカザフスタンに「人生トップ10」の景色――川内優輝の「地球の走り方」/アルマトイマラソン

レース後はもちろん全力で観光です
レースはウズベキスタン選手に敗れて2位。2時間18分55秒で129回目の「サブ20」を達成しました。
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走った後はもちろん、全力で観光ですよ。レース翌朝、午前6時に出発してチャリンキャニオンに案内してもらいました。私はグランドキャニオンに行ったことがないので、日本では見られないような景色に圧倒され、感動しました。人生のトップ10に入ってきますね、チャリンキャニオンの景色は。
チャリンキャニオンを後にし、次はコルサイ湖へ。ビッグアルマティ湖よりも観光客が多くて、前日にアルマトイマラソンを走ったマレーシア人のランナーから「一緒に写真撮ってよ」と言われました。
マラソンとセットで市街地から約300キロも離れた場所を観光する人もいるのだなと思いましたね。結局、一日で約600キロも車で移動しての観光でしたが、「カザフスタンの良い所を案内してあげよう」というカザフスタンの方の気持ちが嬉しかったです。
帰国便はタイのバンコクで15時間のトランジットがあったので、せっかくなのでジョギングしようと思って、一度空港の外に出て、タクシーで市街地に向かいました。
ただ気温が32度くらいあったので、走っている人なんていませんでしたね。タイのジョギングの聖地といわれるところにもランナーの姿はなし。散歩の人すら、ほぼいないという感じでした。同じような気温でも東京と違って、バンコクで日中に走っている人はほとんどいないと勉強になりました。
タイ古式マッサージの総本山と言われる涅槃寺(ワット・ポー)にも行きましたよ。30分、60分などいろんなコースがありましたが、私は2時間コースを迷わずチョイス。凄く良かったですね。

1週間ほどのアルマトイ滞在でしたが、街は綺麗で治安も良い印象でした。日が沈んだ午後7時頃でも街灯で明るく、小学生くらいの子供が普通に下校していて、日本のように歩きスマホをしている人もたくさんいました。治安の悪い国では、1人で夜に歩きスマホはありえません。
物価も日本と同じくらいかちょっと安いくらいかなと感じました。円安のせいで海外に行きにくくなっていますが、カザフスタンなら日本と同じくらいの感覚で大丈夫かなと思います。
乗り継ぎが必要なので、今は決して行きやすいとはいえないアルマトイですが、12月1日にはエアアスタナで成田─アルマトイの直行便(アルマトイ発は11月30日)が就航します。直行便があれば、アルマトイに行く心理的ハードルはかなり下がるはずです。
日本人もアルマトイマラソンに参加しやすくなると思いますし、走ってみればカザフスタンに対する印象も変わるはず。「百聞は一見にしかず」って本当なんですよ!
(川内 優輝 / Yuki Kawauchi)
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