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黄金ルーキーは“早大3人衆”だけじゃない 駅伝デビュー→1区区間賞、名門に現れた大器「いずれ彼らに勝てる選手に」――駒大・鈴木大翔【出雲駅伝】

ゴールデンルーキーは早大勢だけじゃない。駒大の1年生も輝いた。大学三大駅伝の初戦となる出雲駅伝は12日、島根・出雲大社~出雲ドームの6区間45.1キロで行われた。1区(8.0キロ)で駒大・鈴木大翔(1年)が22分42秒で区間賞を獲得した。

スタート前の駒大・鈴木大翔【写真:栗木一考】
スタート前の駒大・鈴木大翔【写真:栗木一考】

「THE ANSWER 陸上PLUS|NEWS」 出雲駅伝

 ゴールデンルーキーは早大勢だけじゃない。駒大の1年生も輝いた。大学三大駅伝の初戦となる出雲駅伝は12日、島根・出雲大社~出雲ドームの6区間45.1キロで行われた。1区(8.0キロ)で駒大・鈴木大翔(1年)が22分42秒で区間賞を獲得した。

 抜群の切れ味で抜け出した。序盤からハイペースで進んだ1区。残り800メートルを切って仙台育英高時代のチームメート、創価大・菅野元太(1年)が仕掛けた。鈴木も食らいつき、残り200メートルを前に先頭へ。最後は後続を突き放し、2位の青学大に6秒差をつけてタスキをつないだ。

 正直、レース前は不安もあった。「前日は怖かったのですけど…」と打ち明けた。でも腹をくくり、覚悟を決めた。藤田監督からは「1年生だからチャレンジしていくしかないよ」と激励された。これまでの練習を思い返すと、不安は自信に変わった。「藤田監督の期待に応えられるように自信を持って臨んだ。最後の方まで(集団に)残っている選手はスパートの効く選手だった。その中で中団からスパートの効く選手を見ながら、臨機応変に対応できたのがよかった」と振り返った。

 同学年で高校時代から切磋琢磨してきた菅野が飛び出した時も冷静だった。「(後ろに)付いた時に自分の方が動くなと思った。元太にそのまま付いてしまうと、後ろの選手も一気にきて、また集団で区間賞の争いになると思ったので、そこは出るしかないと思いました」。勝負勘がさえた。

 日本インカレの男子5000メートルで日本人トップの2位に入った菅野はどんな存在なのか。鈴木は「やっぱりライバルですね。仙台育英の同期で3年間、一緒にやってきた。出身も山形県で同じ。負けたくないという気持ちが強い」と言った。

 他にも今年の1年生世代は、早大の「令和の三羽ガラス」が特に注目されている。本田桜二郎、新妻遼己、増子陽太。3人は昨年の全国高校駅伝でエース区間の1区で上位3位を独占した。

 その存在を問われると、思わず本音がこぼれた。

「なるべくなら…戦いたくはないです」と笑った。同時に内に秘める負けん気も示した。「いずれ彼らに勝てる選手になって、駒沢のエースじゃないですけど、そういう存在になっていきたいです」と力を込めた。

 今大会は6区間のうち、1区鈴木、2区本田、4区新妻と3区間で1年生が区間賞に輝いた。

 チームは2時間7分45秒の7位だった。ただ名門の重圧と向き合いながら、快走した1年生の存在は大きな収穫だ。駒大の次代を担うルーキーが、出雲路で確かな一歩を刻んだ。

(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)

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