「こんな試合があったら」を自ら形にする理由 十種競技のレジェンド右代啓祐氏×中村明彦氏、10~11日山形で大会開催
陸上・十種競技のレジェンド2人が、後輩たちの戦う舞台をつくっている。前日本記録保持者の右代啓祐氏と、日本歴代3位の記録を持つ中村明彦氏。昨年、混成競技に特化した大会「渡辺パイプ presents 10&7 CHAMPIONSHIPS」を立ち上げた。2年目を迎える今年は10月10、11日、山形・ネッツえがおフィールドで開催される。企画・運営を手掛ける2人が、大会に懸ける思いとは――。(敬称略、前後編の後編)

「THE ANSWER 陸上PLUS|INTERVIEW」 10&7 CHAMPIONSHIPS
陸上・十種競技のレジェンド2人が、後輩たちの戦う舞台をつくっている。前日本記録保持者の右代啓祐氏と、日本歴代3位の記録を持つ中村明彦氏。昨年、混成競技に特化した大会「渡辺パイプ presents 10&7 CHAMPIONSHIPS」を立ち上げた。2年目を迎える今年は10月10、11日、山形・ネッツえがおフィールドで開催される。企画・運営を手掛ける2人が、大会に懸ける思いとは――。(敬称略、前後編の後編)
2人には、忘れられない光景がある。
昨年10月11、12日、山形で開催された第1回「10&7 CHAMPIONSHIPS」。右代と中村も企画から運営まで携わり、手探りの準備を重ねて迎えた本番だった。雨が降り、気温も低い。恵まれたコンディションではなかったが、競技場には2人の想像を超える熱があった。
右代「正直、コンディションは最悪だったのですけど、大会が終わった後、参加してもらった人から『また参加したいです』『またやってくれますか?』などの言葉をもらいました。第1回は特に僕らの準備の負担はすごかったですけどね(笑)。その言葉が原動力になって、レベルアップした第2回に進むことができました」
中村の胸に残ったのは、競技を終えた選手の涙だった。
中村「最後のインタビューで、2位、3位になった選手が涙ながらに悔しさを語ってくれたのが印象的でした。その熱量を間近で見て『やってよかった』『混成競技もまだやれるんじゃないか』という底力も感じました。それを楽しみに1年間、準備をしてきました」
大会を立ち上げた背景には、日本の混成競技が抱える課題がある。国内のトップ選手が一堂に会し、競い合える大会が少ない。世界大会を目指す上で重要なランキングポイントを国内で積み重ねる機会も限られている。日本選手権に加え、世界への足がかりとなる国内大会を増やしたい。2人は、その思いから動き出した。
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