激痛マッサージで調子UP? 墓地を彷徨い、野犬に遭遇…珍道中のカザフスタンに「人生トップ10」の景色――川内優輝の「地球の走り方」/アルマトイマラソン
世界を駆けてきたプロランナー川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)。「THE ANSWER 陸上PLUS」での連載「地球の走り方」で、様々な大会を全国の市民ランナー向けに紹介する。第2回は今年9月27日に初めて出場した「アルマトイマラソン」。レース日以外の過ごし方などを語った。(前後編の後編)

「THE ANSWER 陸上PLUS|DO」 プロランナー川内優輝の「地球の走り方」Vol.2
世界を駆けてきたプロランナー川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)。「THE ANSWER 陸上PLUS」での連載「地球の走り方」で、様々な大会を全国の市民ランナー向けに紹介する。第2回は今年9月27日に初めて出場した「アルマトイマラソン」。レース日以外の過ごし方などを語った。(前後編の後編)
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9月27日にカザフスタンで開催されたアルマトイマラソンを走ってきました。初めての中央アジア。失礼にあたらないよう、どんな国なのか事前に調べ、9月22日に日本を出発して30日に帰国しました。
27日にレースを迎えるまでの流れはこのような感じです。
【22日】アルマトイに到着してから、コース後半部分を軽くジョギング。その後、マッサージを受けたのですが、プロレスラーみたいな男性の施術で、ここ数年で一番痛いくらいのパワフルなものでした。「リラックス」と言われるのですが、痛すぎて無理でした……。
【23日】午前中に競技場で4000メートル+1000メートルのポイント練習を行ったところ、意外と走れたんですよね。標高が900メートルくらいあるのに、5月に故障箇所が悪化してからは一番良いくらいで。激痛マッサージが効いたのかもしれないな、と……。午後は標高2500メートルにあるビッグアルマティ湖に観光へ。夜は私の招待を計画してくれた現地ランニングクラブのメンバーと会食がありました。

【24日】テレビ、新聞、ネットメディアの前で会見。選手で参加したのは私だけでした。ガウンのような民族衣装チャパンもいただきました。これは最高のおもてなしとのことで感激しました。他にも大会リュックなどもいただきました。
【25日】現地ランニングクラブの方が主催したモーニングランで、みんなで公園をゆっくりジョギングしたりして調整。
午後はジョギングでロシア正教のゼンコフ教会やアルマトイ中央モスクを見たり、「Jalan Jalan Japan」という日本の古着中心のリサイクルショップにも立ち寄ってみました。なぜか「ECC英語学院最優秀賞のトロフィー」が約1050円で売られていましたね。
その後は日本人墓地に行きました。第二次大戦でソ連に抑留され、帰国を果たせないまま亡くなられた方々が眠っています。バス停とか鉄道の駅からもちょっと距離がありますし、簡単に行ける場所じゃないんですけど、ジョギングなら行けるので。ランナーこそお参りにいくべきかな、と。
ただ、グーグルマップを頼りに行ったのですが、位置が間違っていて墓地の中を1時間くらい彷徨うはめに……。野犬にも遭遇しました。
【26日】午前はランニングクラブの方と合同練習をしてから別メニューで最終調整。エキスポでゼッケンなどを受け取った後、大会主催のパスタパーティーに参加しました。私はレース前にカレーを食べるというルーティンがあるので、カレーを用意してくれました。
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