高校駅伝1区で全国1、2、3位→大学で同級生に 「今はライバルで仲間」出雲は補員…待望デビュー、頭脳戦で区間新――早大・増子陽太
走れなくても仲間のために奔走
己の気持ちとうまく向き合い、仲間のために献身できる心の強さがある。
3週間前の出雲駅伝では出走メンバーから外れた。調子がよかった中、6人のメンバーに入れず、補員登録。レース当日は4区で区間新記録を樹立した新妻遼己(1年)の付き添いを務めた。同じく1年生の本田桜二郎の2区区間賞を見て「新妻も頑張らないとな」。奮起を促す言葉をかけるなどチームを支える役割に徹した。
世界の舞台でも、仲間のためにできることに徹していた。8月に米オレゴン州で行われたU20世界選手権。5000メートル代表だった増子はコンディションが整わず、欠場。それでも、自分にできることを探し、チームメートの本田、新妻のサポートに回った。
男子3000メートルで銅メダルに輝いた本田は、帰国した成田空港で言った。「増子は出られない悔しさがあったと思うのですが、嫌な顔をせず、自分と新妻のサポートをしてくれました。それが3000メートルの好記録につながったと思っています」。その言葉に、増子の人柄が詰まっていた。
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