高校駅伝1区で全国1、2、3位→大学で同級生に 「今はライバルで仲間」出雲は補員…待望デビュー、頭脳戦で区間新――早大・増子陽太
1日の全日本大学駅伝(愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前、8区間106.8キロ)で、早大が5時間3分31秒の大会新記録で16年ぶり6度目の優勝を飾った。2区(11.1キロ)では大学駅伝デビューとなった期待の1年生・増子陽太が30分51秒の区間新記録を樹立。帝京大エースの楠岡由浩(4年)と同タイムの区間賞に輝き、チームを首位に押し上げた。

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 全日本大学駅伝
1日の全日本大学駅伝(愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前、8区間106.8キロ)で、早大が5時間3分31秒の大会新記録で16年ぶり6度目の優勝を飾った。2区(11.1キロ)では大学駅伝デビューとなった期待の1年生・増子陽太が30分51秒の区間新記録を樹立。帝京大エースの楠岡由浩(4年)と同タイムの区間賞に輝き、チームを首位に押し上げた。
クレバーで冷静だった。5000メートルでU20の日本記録13分20秒35を持つ増子は、勝つためのレースを組み立てた。
トップと2秒差の2位、大混戦でタスキを託された。出雲駅伝で1区区間賞を獲得した駒大・鈴木大翔(1年)、6月の日本選手権で5000メートル10位に入った楠岡らと先頭争いを展開した。ともにラストのキレ味を持つ選手で、相手の長所をどうつぶすか、どの展開に持ち込むのが得策かを考えた。ラスト勝負では分が悪いと考えていた。だからこそ、早い段階から仕掛けた。
「楠岡さんと、鈴木にはラストでは絶対に勝てないなと分かっていたので、早い段階で不規則なペースにして、乱すということを意識していました」
自分の持ち味であるスピード持久力を生かし、ペースを揺さぶった。8.6キロ付近で前に出ると、そのまま先頭で中継所に飛び込んだ。
勝負に徹した中でタイムは、30分51秒だった。2023年に駒大の佐藤圭汰(現ナイキ)が樹立した従来の区間記録を10秒更新した。楠岡と並ぶ区間新&区間賞だった。
「一定のペースでいけば、もっとタイムは出たと思うのですけど、1位で抜け出して、新妻にタスキを渡せたのは、すごくよかったです」
記録以上に、チームを首位に立たせたことを喜んだ。
しかもレース1週間前には、やや体調を崩し、「万全の状態で臨めなかった」という。前日の10月31日も不安の方が大きかった。それでも周囲の支えを力に変え、大学駅伝デビュー戦で大仕事をやってのけた。
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