弟・拓真の試合は「モニターで見る」

　今回は弟の拓真との兄弟世界戦。「自分の試合より緊張する」という拓真の試合は控室で見るという。「モニターで見る方が安心するじゃないですか。直だとちょっと…（笑）勝てばなんでもいい。とりあえず勝つことですね」と弟の王座統一を願った。9月に長野・軽井沢で走り込み合宿を予定。さらに他のジムへの出稽古を希望した。

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「出稽古はしたいですね。ジムでのスパーだと毎回一緒ですし、他のジムに行くと緊張感がある。そこに行くと違う。僕ら（自分と拓真）はずっとそうしてきた。あの頃のようなハングリーな気持ちでね。アウェー感を感じるのも大事。今とデビュー当時では立場は違うけど、当時は『何だこの若者は』という風に見られていた」

　ギラついた心は変わらない。全てはバンタム級最強になるため。残り約2か月半。飢えたモンスターが牙を磨いていく。