W杯なのに放送限定的…女子バスケ人気拡大は「最重要課題」 JBA会長が明言、4年後は東京開催「力技も必要」
日本バスケットボール協会(JBA)は9日、2026年度9月期の定時理事会を開催し、終了後に島田慎二会長がオンラインで取材に応じた。2030年の女子ワールドカップ(W杯)東京開催に向け、女子バスケの盛り上げを「最重要課題だと思っている」と明かした。

日本バスケットボール協会が9月期定時理事会を開催
日本バスケットボール協会(JBA)は9日、2026年度9月期の定時理事会を開催し、終了後に島田慎二会長がオンラインで取材に応じた。2030年の女子ワールドカップ(W杯)東京開催に向け、女子バスケの盛り上げを「最重要課題だと思っている」と明かした。
現在ドイツで開催中のW杯で、日本はグループAを1勝2敗の3位で通過。しかし、現地8日の準々決勝進出決定戦でハンガリーに敗れ、ベスト8進出を逃した。日本の守備中には「ディフェンス」コールが響き、現地観戦した島田会長も「ベルリンまで本当に多くの日本人の方が来て声援を送っていただきました。驚きましたし、選手にも届いていたと思います。ありがたく思います」と感謝した。
一方、地上波で日本戦のリアルタイム中継があったのは計4戦中1試合のみ。8月末に行われた男子代表の2試合はW杯のアジア予選であっても地上波生中継があったこともあり、ネット上には男女の格差を嘆く声が相次いだ。島田会長のSNSにも、多数の意見が届いているという。
島田会長は「リアルタイムで放送したいな、と思いつつ、試合の時間が決まるタイミングであるとか、テレビで放送するということは編成を切っていかないといけないので、そこら辺のタイミングを含めて難しいところがありました」と回答。現在、女子代表の中継を担っているフジテレビと「中継の枠組みをより拡大していくためのコミュニケーションをもっと強化していくつもり」と続けた。
そのためには、どうしても視聴率や番組スポンサーの獲得も必要になってくる。「そういった前提条件を整える。鶏と卵なんですけど、女子バスケの中継も含めて、代表が頑張ることも含めて、認知拡大してそういう状況に近づいていくところがありつつも、最初の一歩は力技も必要」と力を込める。
4年後には東京でのW杯開催を控える。Bリーグのマーケット拡大が追い風になっている男子のように、女子もWリーグも含めた人気の底上げを図る。「ありとあらゆることをして、4年後のW杯に向けて女子バスケをいかに盛り上げるかはJBAとしても最重要課題だと思っている。強化と事業、その先に中継拡大。本気でやっていくつもりです」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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