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「正直、分からない中での選考」 当落線上の24歳が漏らした複雑胸中、卓球アジア選手権&世界選手権代表争い

卓球のワールドテーブルテニス(WTT)チャンピオンズ横浜大会は4日、横浜BUNTAIで開幕した。男子シングルス1回戦で、世界ランク23位の宇田幸矢(協和キリン)が同24位の篠塚大登(東都観光バス)に2-3のフルゲームで敗れた。試合後は、来年の世界選手権出場にもつながる10月19日~25日のアジア選手権(ウズベキスタン)の代表選考を巡り、世界ランキングの確定日が不透明な状況に「複雑です」と胸中を明かした。

横浜大会1回戦で篠塚大登と対戦した宇田幸矢【写真:編集部】
横浜大会1回戦で篠塚大登と対戦した宇田幸矢【写真:編集部】

WTTチャンピオンズ横浜

 卓球のワールドテーブルテニス(WTT)チャンピオンズ横浜大会は4日、横浜BUNTAIで開幕した。男子シングルス1回戦で、世界ランク23位の宇田幸矢(協和キリン)が同24位の篠塚大登(東都観光バス)に2-3のフルゲームで敗れた。試合後は、来年の世界選手権出場にもつながる10月19日~25日のアジア選手権(ウズベキスタン)の代表選考を巡り、世界ランキングの確定日が不透明な状況に「複雑です」と胸中を明かした。

 アジア選手権の代表5枠目を争う相手との一戦だった。フルゲームの激闘の末、宇田はがっくりと両膝に手に付いた。第5ゲーム。0-4から9-9まで粘った。だが、最後は力尽きた。「すごく難しい試合だった」。これで今大会後の世界ランキングで、篠塚に上回られる見込みとなった。

 実は27年世界選手権カザフスタン大会の出場を巡っても、大きな意味を持つかもしれない一戦だった。一方で、選考基準となる世界ランキングの確定時期が不透明なため、代表争いにほとんど影響しない可能性も残されている。当落線上にいる宇田は、複雑な胸中を明かした。

「まだ何も分かっていない。正直、分からない中での選考。ちょっと複雑な気持ち」

 あらかじめ記しておくと、日本卓球協会に全面的な非があるわけではない。

 どういうことか――。アジア選手権(ウズベキスタン)の選考要綱は、「アジア選手権最終エントリー日14日前が含まれる週の世界ランキング日本人上位3選手」と記載されている。

 ただアジア選手権を主催するアジア卓球連合(ATTU)は、いつが最終エントリー日なのか、明らかにしていない。つまり「アジア選手権最終エントリー日14日前が含まれる週」の“運命の日”が、不透明な状態にある。

 例年の流れで考えれば、今大会、あるいは7月下旬の「WTTスターコンテンダー・サンジョゼ・ドス・カンポス(ブラジル)」終了時点の世界ランキングになる可能性がある。ただ、いずれにしてもATTUから確定的な情報は届いていない。

 どの時点の世界ランキングが選考対象となるのかは不明。分からない運命の日に、宇田は「複雑というか。もし、(7月下旬の)ブラジルまでだったら……というのはありますけど……(いずれにしても)それってどうなんだろうっていうのは」と話した。

 アジア選手権の出場は世界選手権の出場にも直結する。選考要項には「アジア選手権に出場選手の中でアジア選手権にて世界選手権の出場枠を獲得した選手」と定められている。そのため、アジア選手権の出場は、世界選手権に向けても大きな意味を持つ。

 その上で、24歳の宇田は「どんな状況にしろ、自分の実力不足」と受け止めた。多彩なサーブを繰り出す篠塚に競り負けた。勝利した篠塚も「いつもはどこまでと分かってて戦っている。ここまで決まっていないのは初めてだと思う。難しい状況ではある」と言った。

「WTTチャンピオンズ」は、原則として世界ランキング上位30名に加え、開催国枠とWTT推薦枠の各1名を加えた男女各32名が出場できる大会。昨年の横浜大会は男子が張本智和(トヨタ自動車)、女子は陳幸同(中国)が制した。

(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)



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