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バレー男子日本、衝撃12戦全勝の要因 「自分がダメでも…」指揮官、主将らが口々に揃えた信頼

アタックする西田有志【写真:中戸川知世】
アタックする西田有志【写真:中戸川知世】

西田「自分がダメでも宮浦さんがいるし、宮浦さんがダメでも僕がいる」

「ライバルと言われるが、戦うこと全てがライバルじゃない。切磋琢磨してレベルを上げて、リスペクトを持ってやっている。自分がダメでも宮浦さんがいるし、宮浦さんがダメでも僕がいる、というのが今の僕たちの関係性。だから練習もしっかりできるし、そこに詰まっているかなと思う」

 西田は昨年1年間、代表活動を休養した。「去年は宮浦さんが1人でずっとプレーして、非常にしんどい状況で思い詰めることもたくさんあったと思う。そこを自分たちでも50%、50%ぐらいにできれば」。どれだけ優れた選手でも、常に絶好調とはいかない。調子が良くない時にも、お互いバックアップし合える存在がいることは「気持ち的に楽」と西田は感謝した。

 予選Rは結果的に「12戦全勝」という圧倒的な成績になったが、第6戦のイラン戦から第10戦のカナダ戦まで5連続でフルセットの激闘。第2戦のポーランド戦も含め、12試合のうち半分が第5セットまでもつれ込んだ。ティリ監督は「タイブレークは本当にどちらに転ぶか分からない。勝ちきるには少しのチャンス、ラッキーが必要で、それをみんなで取りに行ったのが全て勝てた要因」と分析する。

 予選Rの全勝突破はNL史上初の快挙。「一番の要因はみんなで同じ方向を向いていたこと。1つの試合を1つの成長の過程、成長の証としてみんなで取り組んだ。それを個人なり、チームなり、コーチなり、みんなでやっていったことが勝利に繋がった」と指揮官は胸を張る。

 チーム全体で意識していたのは「No ranking, No name, We play」。相手のランキングや名前に惑わされず、ただただ自分たちのプレーをすることを徹底した。首位で迎える決勝Rも同じ姿勢で臨む。ティリ監督は「カナダやフランス戦では最初0-2で負けていたこともあるので、あまり調子に乗る発言はしたくない」と謙虚に笑いつつ、すでに次を見据えた。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)



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