「ナズは単なる重いパンチのあるボクサーではなかった」

「最高と最高が戦うとなれば、ナジーム・ハメドが投げ込む爆弾を考慮することはできない。あの重いアッパーカット、両手に秘められたパワー、爆発的なパワーがある、だから確かにナズはアウトボクシングかもしれないが、間違いなく彼（イノウエ）を担架送りにできるだろう」

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　番組司会者のスペンサー・オリバー氏もハメド勝利を予想し、これにフローチ氏も同意した。

「プリンス・ナズ（ハメドの愛称）は単なる重いパンチのあるボクサーではなかった。彼は素早く、ジャブのスピードも速く、全部の角度からアッパーカットを決めた。ボクシングにとって悪夢だ」

　フローチ氏は母国のレジェンドに深い敬意を抱いている様子だ。もちろん、ハメドと井上は階級も違えば、戦った時代も異なる。それだけ、井上が現代ボクシングで敵がいないということの証明でもある。